「添わぬうちが花」の意味(類義語)
【ことわざ】
添わぬうちが花
【読み方】
そわぬうちがはな
【意味】
家庭をもつと互いの欠点が目につくもので、楽しいのは一緒になるまでであるということ。
ほぉ〜、そういうことかいな。つまり、まだ結婚してないカップルとかが、あんまり現実を知らずにキラキラして見えるってことやね。でも、いざ一緒に住んでみたら、ちょっとしたことでイライラしたり、思ってたのとちゃうなぁって感じることがあるってわけや。
未来のことを夢見るのは楽しいけど、実際は色んなことがあるってことを、この言葉が教えてくれてるんやな。
【類義語】
・待つうちが花
・待つ間が花
・祭の日より前の日
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「添わぬうちが花」の解説
カンタン!解説
「添わぬうちが花」ということわざは、人と密接に関わる前、つまり一緒に生活する前は、相手のことを理想化しやすく、全てが美しく見えるが、実際に一緒に生活を始めると、相手の欠点や問題が見えてくるという意味のたとえ話なんだよ。
例えば、恋愛で相手を理想の人と思っている時は、全てがロマンチックで完璧に見えるけれど、結婚して同じ家で生活し始めると、相手の小さな癖や欠点が見えてくることがあるんだ。その結果、最初に感じていたような魅力が少しずつ変わっていくこともあるよね。
このことわざで「添わぬうちが花」というのは、実際に一緒に生活する前、つまり結婚や同棲をする前の状態を指していて、「花」というのは、その時の美しく理想的な状態を意味しているんだ。だから、このことわざは、人間関係、特に密接な関係においては、距離が近くなると理想と現実のギャップに直面することがあると教えてくれているんだよ。一緒になる前の楽しさや美しさを大切にしつつ、実際の生活では互いの欠点も受け入れることの大切さを伝えているんだね。
「添わぬうちが花」の使い方
私のお姉ちゃんがもうすぐ結婚するのよ。
へえ。じゃあ、今が一番幸せな時だね。
どうして?結婚をしたら甘い生活が待っているんじゃないの?
添わぬうちが花というじゃないか。結婚したら百年の恋も冷めるもんだよ。結婚する人にはおめでとうじゃなくてご愁傷さまと言ってあげたいね。
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「添わぬうちが花」の例文
- 結婚してまだ一年だけれども、添わぬうちが花って本当だとわかってしまいました。
- まさかこんな人だったなんて、添わぬうちが花だったなあ。
- 結婚は悪魔の発明といった人がいるとかいないとか、やっぱり添わぬうちが花なんだ。
- 添わぬうちが花なのに、なんでこんなに結婚したがる人が世の中にあふれているんだろうか。
- 人間の精神構造は三年で愛情が冷めるようにできているらしいけれども、そのせいなのか添わぬうちが花でしたよ。
特に、人間関係においては、一緒に生活を始める前は互いの良いところしか見えないけれど、実際に一緒になってみると、互いの欠点や問題点が見えてくるものなんだよ。