「底もあり蓋もあり」の意味
【ことわざ】
底もあり蓋もあり
【読み方】
そこもありふたもあり
【意味】
複雑に入り組んだ事情があり簡単にいかないこと。
このことわざは、物事を判断するときにはじっくりと考えることの大切さを教えてくれるんやで。
「底もあり蓋もあり」の解説
「底もあり蓋もあり」ということわざは、物事が一見するよりも複雑で、多くの異なる要素や事情が絡み合っている状況を表しているんだよ。この表現は、容器に底と蓋があるように、物事にも表面的な部分だけでなく、隠れた側面や裏側が存在することを暗示しているんだね。
この言葉は、ある状況や問題を理解するためには、その表面だけを見て判断するのではなく、より深く掘り下げて全体像を把握する必要があることを教えてくれるよ。たとえば、政治的な出来事や人間関係、ビジネスの決定など、さまざまな場面で物事の背後にある様々な要因や影響を考慮することが大切なんだ。
このことわざは、単純な見方にとらわれないこと、そして複雑な状況においては慎重に分析し、多角的な視点から物事を見ることの重要性を伝えているんだね。この言葉は、物事の多面性を理解し、より深い洞察力を持って判断することの大切さを示しているよ。
「底もあり蓋もあり」の使い方
「底もあり蓋もあり」の例文
- それぞれの利害が絡み、底もあり蓋もありで複雑になっている。
- 証拠がそろい簡単に自白させることができそうだが、人の心は底もあり蓋もありだから一筋縄ではいかない。
- 情報が多ければ多いほど、底もあり蓋もありに複雑化することもある。
- 頭が良い人ほど底もあり蓋もありと複雑に考えがちだ。
- 関わる人が多いことほど、底もあり蓋もありのごとく複雑難解だ。