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【其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからず】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからず

「其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからず」の意味(語源由来・出典)

意味

【ことわざ】
其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからず

【読み方】
そのみちにあらざればすなわちいったんのしもひとにうくべからず

【意味】
わずかなものでも、道理にはずれたものは受け取ってはいけないということ。

「一箪の食」は、一個の竹製の器に入れた飯。
ことわざ博士
「其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからず」ということわざは、わずかなものでも、道理にはずれたものは受け取ってはいけないという意味だよ。
助手ねこ
ああ、なるほどな。つまり、「ちょっとしたものでも、正しい道にそわないものは受け取ってはいけない」ってことやな。

道理に反するものは、どんなに小さくても受け入れてはいけないってことやねん。これは、正しい判断をする力を持つことの大切さを教えてくれる言葉やな。

【語源・由来】
正当な理由がなければたとえ一杯の飯でも受け取ってはいけないという意から。

【出典】
孟子もうし

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「其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからず」の解説

カンタン!解説
解説

「其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからず」っていうことわざは、もし物事が正しい理由や方法で行われていないなら、たとえごく小さなものでも、それを受け取ってはいけない、っていう意味なんだよ。

例えばね、誰かが「ちょっとだけだから」と言って、ルールを破ってでも何かをもらおうとするとき、そのものが小さくても、それが正しいやり方ではないから受け取ってはいけないんだよ。

「一箪の食」というのは、少しの飯、つまりとても小さなものを意味しているんだけど、「其の道に非ざれば」というのは、「それが正しい方法や理由ではない場合には」という意味なんだ。だからこのことわざは、どんなに小さなものでも、それが正しい方法や理由で得られるものでなければ、受け取ってはいけない、と教えてくれているんだね。正しい方法を大切にすることの大切さを伝えているんだよ。

「其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからず」の使い方

健太
ともこちゃん良かったらどうぞ。
ともこ
其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからずというからもらうわけにはいかないわ。
健太
お世話になっているお礼だよ。
ともこ
それなら正当な理由があるわね。いただいておくわ。
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「其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからず」の例文

例文
  1. 公務員は規則に定められ、其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからずと考えお歳暮は受け取らない。
  2. ただより高い物はないというし、其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからずというから、理由もなく物は貰えない。
  3. 家訓に人に借りを作るなとあるので、其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからずだ。理由もなくもらって借りを作るわけにはいかない。
  4. うっかりポケットティッシュを受け取り、スマホの説明を一時間も聞かされた。其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからずとは本当だよ。
  5. 一生恩に着せられても困るので、其の道に非ざれば則ち一箪の食も人に受くべからずだ。

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