「桑蓬の志」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
桑蓬の志
そうほうのこころざし
【意味】
男子が天下に雄飛しようとする志のこと。
これは、男の子が自分の目標に向かって頑張る大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
昔、中国で男子が生まれた時、桑の木の弓とよもぎの矢で天地四方の六方向を射て将来の雄飛を祈ったことから。
【出典】
「礼記」
「桑蓬の志」の解説
「桑蓬の志」という表現は、男子が自分の将来の目標や野望を固く心に決めることを意味する言葉だね。この言葉の由来は、古代中国の風習と「礼記」の「射義」に基づいているんだ。
ここで、「桑」とは桑の木で作られた弓のことを指し、「蓬」はよもぎの植物で作られた矢を意味しているよ。古代中国では、男子が生まれた時に、その子が将来世間で活躍することを願って、矢を天地四方に向けて射るという風習があったんだ。この行為は、その子の未来に向けた強い意志や目標を象徴していたんだね。
「桑蓬の志」は、そうした風習から来ていて、男子がしっかりとした目標を持ち、その目標に向かって努力し、自らの道を切り開いていくという強い意志を表す言葉なんだ。この表現は、自分の未来に対する強い決意や野望を持つことの大切さを教えてくれるんだよ。
「桑蓬の志」の使い方
「桑蓬の志」の例文
- 更なる高みを目指して、桑蓬の志を抱き努力する。
- 桑蓬の志を胸にアメリカに留学する。
- 桑蓬の志があれば、どんなことがあってもくじけず前を向いて進むことができる。
- 健太くんは桑蓬の志をもって世界に挑戦する。
- 桑蓬の志を忘れず生きることで、人生はバラ色になる。
古代中国では、男子が生まれると特別な儀式で桑の木の弓と矢を使って天地四方を射ることで、将来の成功を祈る風習があったんだよ。