【ことわざ】
春秋に富む
【読み方】
しゅんじゅうにとむ
【意味】
歳月を豊富に持っているということで、年が若く、将来があることをいう。
「春秋」は歳月、年齢の意味。
【出典】
「史記」
【英語訳】
to be young
to be young and have a promising future
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「春秋に富む」の使い方
おじいちゃんが、私たち若者は、春秋に富んでいるのだから、失敗を恐れずに、なんにでもチャレンジするべきだって言っていたわ。
へえ。おじいちゃん、良いことを言うねえ。確かに、今ならば未来にいろんな可能性を秘めているし、失敗してもやり直すことができるよね。
そうよ。目標ができて、やる気になれば若さと気力でなんでもかなえることができるわ。
だんだん希望とやる気に燃えてきたぞ~。いろんな事に興味を持って、がんばるぞ。
「春秋に富む」の例文
- 春秋に富んだ子供たちを見ていると、時々無性にうらやましく思うことがあるが、私も年をとったものだなあ。
- 春秋に富んだ若者たちを見ていると、時間がたくさんあるからと言って無駄遣いをしてはいけないと言ってあげたくなる。
- 春秋に富んでいたあの頃、有り余るかに思われて、無駄にした時間をロスタイムとしてもう一度過ごすことができるというドラマがあったのだが覚えているかい?
- 僕がいまからその道を目指すことはできないけれど、春秋に富んだ君なら、頂点を目指すことも可能だよ。
- 春秋に富んだ子供たちに、大きくなって虫歯だらけだと入れ歯になって困るから、歯を磨きなさいと言っても未来が途方もなく身近になさ過ぎて理解できないようだ。
- 校長先生が、入学式で、君たちは春秋に富んでいて前途洋々、希望にあふれているという挨拶をしていたが、あまりに長いあいさつでその部分しか覚えていない。
「春秋に富む」の文学作品などの用例
が、それにしても、此方の申したことは、多年の体験と感得からつかみ得た単純な道理にすぎない。まだ、その理法を明らかにし、それを基本として一流の兵法を構成するまでには至っていない。それがしはすでに老年の事、あなたはなお春秋に富む身、どうかそれを研鑚し、完成して、あなた独自の一流を興して下さい。(吉川英治の剣の四君子より)