「衆怒犯し難し」の意味(出典)
【ことわざ】
衆怒犯し難し
「衆怒犯すべからず」ともいう。
【読み方】しゅうどおかしがたし
【意味】
多くの人の怒りには抵抗し難く、人々が嫌うことを無理に成し遂げようとすると災いを起こす。
そうかいな。つまり、たくさんの人が怒ってるときには、そこに逆らうのはかなり大変なことやってことやな。人々が嫌がることを無理やり進めたら、結局は自分にとっても悪い結果を招くことになるってことやね。
民衆の怒りは、本当にパワフルな力を持ってるから、そんな簡単には抑えられへんってことや。
【出典】
「春秋左氏伝」
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「衆怒犯し難し」の解説
カンタン!解説
このことわざ「衆怒犯し難し」はね、たくさんの人が怒っていると、その人たちに逆らってうまく行くことはすごく難しいって意味なんだよ。みんながイヤだって言っていることを無理やりやろうとすると、大変なことになっちゃうんだ。
たとえばね、クラスのみんなが運動会で「かけっこはやめよう」と言っているのに、一人だけ「かけっこをやりたい」と言っても、それはみんなの気持ちに反していて、問題を作ってしまうかもしれないんだよ。みんなが怒ると、一人でどうにかするのはすごく大変なことなんだ。それを「衆怒犯し難し」というんだね。
「衆怒犯し難し」の使い方
国民が反対しているのに防衛費を増大するんだって。
衆怒犯し難しで内紛が起きるわよ。
それでも内紛が起きないのが日本なんだよね。
忍耐の国民性なのね。
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「衆怒犯し難し」の例文
- 社員は結局お客様なので、リストラを断行すると衆怒犯し難しとなり不買運動が起きる。
- リーダーには行動力や決断力が必要だが、強行突破しようとすると衆怒犯し難しというように、反発どころか反抗されることになる。
- 衆怒犯し難しというので、人の意見には耳を傾けた方が良い。
- 民衆を無視した政治は怒りを買い、衆怒犯し難しで次の選挙でその政権は敗れ去る。
- 世論に言いなりになってはいけないが、ある程度聞き入れないと衆怒犯し難しといい、その怒りは馬鹿にできないものになる。
多くの人が反対していることを強行すると、それが大きな問題を引き起こす可能性があると警告しているんだよ。