「駟の隙を過ぐるが如し」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
駟の隙を過ぐるが如し
【読み方】
しのげきをすぐるがごとし
【意味】
月日の過ぎるのがとてもはやいことをいう。
日々がちょっと見ない間にどんどん進んでまうってことやね。だからこそ、今を大切にせないかんってことか。
【語源・由来】
疾走する馬車が戸のすき間の向こうを一瞬のうちに走り過ぎるようだという意から。
【出典】
「礼記」
【類義語】
・白駒の隙を過ぐるが如し
・隙を過ぐる駒
・隙行く駒
「駟の隙を過ぐるが如し」の解説
「駟の隙を過ぐるが如し」という言葉はね、「礼記」という古い本に出てくるんだけど、これはすごく速い4頭の馬が引く馬車がサッと通り過ぎるのを、ドアの隙間からチラッと見るみたいなものって意味なんだ。
つまり、時間っていうのは本当にあっという間に過ぎてしまうんだよ。例えば、夏休みが始まったと思ったら、気づいたらもう終わりに近づいていて、「えっ、もう終わり?」ってビックリするよね。それと同じで、この言葉は、「時間ってすごく速くて、気をつけないと大切なことを見逃してしまうよ」と教えてくれるんだ。
だから、毎日が大切だし、いいことも悪いことも、全部大事にして、たくさんの思い出を作っていこうっていう意味が込められているんだよ。
「駟の隙を過ぐるが如し」の使い方
「駟の隙を過ぐるが如し」の例文
- 気が付いたらもう60歳。駟の隙を過ぐるが如しだ。
- この前までハイハイしていた子がもう成人式か。駟の隙を過ぐるが如しだなあ。
- 駟の隙を過ぐるが如し、時が経つのはなんともはやい。
- 人間の人生は短く、駟の隙を過ぐるが如しだから毎日を大事にしなさい。
- 一年が終わろうとしているが、駟の隙を過ぐるが如しだった。