「只より高いものはない」の意味(語源由来・英語訳)
【ことわざ】
只より高いものはない
【読み方】
ただよりたかいものはない
【意味】
一時的に無料であったり極端に安価であるものは、後々になってそれ相応、もしくはそれ以上の対価を払うことになるという事。
世の中は都合よく出来ているわけではないという戒め。
「タダより高いものはない」ってことは、「ただでもらうことは実は高くつくことがある」ってことやな。
【語源由来】
無償で得た親切や恩も、それの代償としての恩返しやお礼などで、結局は高くついてしまう事から。
【英語訳】
・there’s no such thing as a free lunch
・there is no free lunch
また、「只」「ただ」「タダ」と様々な表記で記される事がありますが、意味は同じです。
「只より高いものはない」の解説
「只より高いものはない」っていう言葉は、「ただでもらったものには何かしらの高い代価がついてくる」という意味で使われていたんだ。
例えばね、誰かから無料でもらったものがあるとしよう。それが無料であるということは、それがもともとそんなに価値のあるものではないかもしれないし、あるいはその物を使うために時間や労力を使わなければならないかもしれないんだ。それがその「高い代価」ってこと。
最近では、もう少し広い意味で使われているよね。例えば、「無料のものは質が悪くて、結局修理費用がかかる」や、「初回無料のサービスを利用したら、自動的に契約が更新されて、結局お金を払うことになった」なんていう状況でも使われるようになったんだ。
だから、「只より高いものはない」っていう言葉は、ただでもらったものや無料のサービスが、実は思っている以上にコストがかかることがある、っていうことを教えてくれるんだね。
「只より高いものはない」の使い方
「只より高いものはない」の例文
- 知人から多くのものをプレゼントされたが、お礼をするのに一苦労で、只より高いものはないと身にしみた。
- 「実質無料」の触れ込みに引かれて購入したが、2年間は解約できず、その間の解約は違約金が掛かるそうで、只より高いものはないと感じた。
- 貰い受けた家具のメンテナンスに費用がかさみ、只より高いものはないなと思った。