【ことわざ】
なぶれば兔も食いつく
【読み方】
なぶればうさぎもくいつく
【意味】
我慢にも限度があるという意味です。
どんなに大人しい人でも、何度もいじめ続ければ、限度を超えて怒り出すことです。
いじめるだけでなく、しつこくする、付きまとう、からかう、冷やかす、侮辱するなどの行為にも当てはまります。
【語源・由来】
大人しいうさぎのような動物でも、あまりしつこくいじめれば、しまいには怒って反撃し、相手に噛みつくという事からきています。
【類義語】
・兎も三日なぶれば噛みつく
・兎も七日なぶれば噛みつく
・兎も三年なぶりゃ食いつく
・地蔵の顔も三度
・仏の顔も三度
・仏の顔も日に三度
・堪忍袋の緒が切れる
【英語訳】
The crushed worm will turn.
To try the patience of a saint.
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「なぶれば兔も食いつく」の使い方
今日僕、学校の廊下ですごい光景を見ちゃった!隣のクラスのいじめられっ子がね、いつもみたいにいじめっ子にからかわれてたんだけど、いじめられっ子が突然いじめっ子に突進していったんだ。
わお!すごいね!
廊下でひっくり返ったいじめっ子を見て、みんな笑ってたよ。
その子やるわね。これぞまさになぶればうさぎも食いつくね。
「なぶれば兔も食いつく」の例文
- いくらあいつが大人しい性格をしてるからって、あんまりからかうなよ。なぶればうさぎも食いつくって言うだろ。
- なぶればうさぎも食いつくの言葉通り、俺は嫌と言うほど仕返しをされた。
- 私にしつこく付きまとわないで。なぶればうさぎも食いつくってことわざを身をもって体験したいの?
- どんなに温厚な人でも、あんなにひどい事ばかりされ続けたら、なぶればうさぎも食いつくの言葉通りになるよ。
- 入社してから3年間、上司のパワハラに耐え続けてきたが、なぶればうさぎも食いつくところを見せ、外部の捜査機関に内部告発した。