「鷹のない国では雀が鷹をする」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
鷹のない国では雀が鷹をする
【読み方】
たかのないくにではすずめがたかをする
【意味】
強者がいないと、あまり力がない弱者が威張るということ。
「鷹のない国では雀が鷹をする」ということわざは、通常鷹に怯える雀でも、鷹がいないところでは自分が一番強いと威張るという意味があるんだよ。
そうかいな。つまり、「強い者がいないところでは弱い者が偉そうになる」ってことやな。
普段は鷹に怖がっている雀でも、鷹がいないところでは自分が一番強いと思って、威張り散らすんやな。このことわざは、自分が一番強いと思ってるところが、実はただ強い者がいないだけってことを教えてくれてるんやな。
【語源由来】
鷹におびえる雀も、鷹がいないところでは天下をとったように威張るということから。
【類義語】
・鳥なき里の蝙蝠
・貂なき森の鼬
【スポンサーリンク】
「鷹のない国では雀が鷹をする」の解説
カンタン!解説
「鷹のない国では雀が鷹をする」っていうことわざは、強い人がいないところでは、そんなに強くない人がつい威張ってしまう、っていう意味なんだよ。
例えばね、学校で一番背が高くて力が強い子が休みの日、その次に背が高い子がクラスで一番のリーダーになって、みんなを指揮してしまうみたいなことを表しているんだ。
「鷹」は強い鳥で、「雀」は比較的小さくて弱い鳥を表しているんだ。「鷹のない国では雀が鷹をする」はつまり、強い人がいないところでは、それほど強くない人でも大きな影響力を持つことができる、ということを言っているんだよ。
だから、このことわざは、場の雰囲気や状況によって、人の影響力が変わることを教えているんだね。ちょっと弱い人でも、強い人がいないところでは大きな力を持てるんだよ。それを忘れないでね。
「鷹のない国では雀が鷹をする」の使い方
今日はジャイアンが休みなんだね。
鬼の霍乱ね。
鷹のない国では雀が鷹をするっていうけど、案の定スネ夫が威張っているね。
スネ夫よりジャイアンの方がましかもね。
【スポンサーリンク】
「鷹のない国では雀が鷹をする」の例文
- 日本には鷹のような政治家がいないので、鷹のない国では雀が鷹をするように愚かな人間が政治を行う。
- 社長不在の今、鷹のない国では雀が鷹をするように無能な役員が経営を担っている。
- 彼がいないと鬼の居ぬ間に洗濯のように、鷹のない国では雀が鷹をするごとく愚か者が威張り散らす。
- 彼が鷹のない国では雀が鷹をするように、威張って居られるのも今だけだ。彼が退院したら、この間の所業を伝え排除してもらう。
- 彼のような人間が牛耳っていられるのは、鷹のない国では雀が鷹をするごとく優秀な人材がいないからだ。