「玉ある淵は岸破れず」の意味(語源由来)
【ことわざ】
玉ある淵は岸破れず
【読み方】
たまあるふちはきしやぶれず
【意味】
賢者や勇者のそろう国は、滅ぼされることがない。
ほんまにな。つまり、「ええ人たちがいっぱいいるところは、なかなかつぶれへん」ってことやな。
賢者や勇者なんて、そんなええ人たちがいっぱいいるところなら、どんなピンチも切り抜ける力があるんやろうな。そういうところは、どんなに時が経っても、ずっとしっかりと存在し続けるってわけやな。
【語源由来】
宝玉が沈んでいる淵の岸は崩れないということから。
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「玉ある淵は岸破れず」の解説
カンタン!解説
「玉ある淵は岸破れず」っていうことわざは、いい人たちがたくさんいる場所は、大変なことにならないよという意味なんだよ。
例えば、クラスに優しくて、勉強もできて、面白い子がたくさんいるとするね。そのクラスは、困難なことが起こっても、みんなで協力して解決することができるよね。だから、そのクラスはまず問題にならない、っていうことをこのことわざは教えているんだ。
「玉」っていうのは宝石のことで、「淵」は深い池のことだよ。「岸破れず」は池の周りが崩れない、つまり問題にならないっていう意味。だから、「玉ある淵は岸破れず」っていうことわざは、「素晴らしい人々がいる場所は、問題にならない」っていう意味なんだよ。
「玉ある淵は岸破れず」の使い方
このクラスにはリーダーがいないね。
玉ある淵は岸破れずっていうけど、いないから崩壊しかけているわね。
こうなったら先生にリーダーになってもらう?
先生に任せたら、先生好みの優等生なクラスにされてしまうわよ。
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「玉ある淵は岸破れず」の例文
- 優秀な人材が多ければ、玉ある淵は岸破れずというから人材確保は大事だ。
- リーマンショックの時もコロナ禍でも、玉ある淵は岸破れずのごとく優れた社員がいる我が社は揺るがなかった。
- 不正が明るみに出ても、あの企業は何の影響も出ていないようだ。玉ある淵は岸破れずだな。
- 玉ある淵は岸破れずというが、この国には勇者のような人が皆無なので、いつ滅びてもおかしくない。
- 少子化の今こそ子供たちに手厚い教育を施すチャンスだ。玉ある淵は岸破れずというから、次世代を担う優秀な人材育成を行うべきだ。
これは、そのような人たちがいれば、どんな困難でも乗り越えることができ、国や組織は安定し続けるという考えを示しているんだ。