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【高嶺の花】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

高嶺の花

「高嶺の花」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】
高嶺の花

【読み方】
たかねのはな

【意味】
遠くから見るだけで、手に入れられないもののこと。

ことわざ博士
「高嶺の花」とは、高い山の頂に咲いている美しい花のように、手の届かない、または手に入れるのが非常に困難なものを指す言葉だよ。

これは、達成や獲得が難しい目標や願望、または自分にとって手に入れることが非常に難しい相手などを象徴しているんだ。

助手ねこ
あー、そんな感じか。学校で人気のある子とか、遠くから見てるだけで話すのも難しいみたいな。あるいは、すごく高い学校に入りたいけど、勉強が難しくてなかなか手が届かないっていうのも「高嶺の花」ってことか。

でも、あこがれることがあるのは、夢を持つってことで、それ自体は大切やね。

【語源・由来】
「高嶺」は、高い峰(山のてっぺん)の意。はるか山頂に咲いている花は、欲しくても手がとどかないことから。

「高嶺」を、「高値」と書くのは誤りなので注意が必要。

【類義語】
・及ばぬ鯉の滝登り

【英語訳】
One may look at a star,but not pull at it.

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「高嶺の花」の解説

カンタン!解説
解説

「高嶺の花」という表現は、手が届かない高い場所に咲いている美しい花を指し、それが手に入れることのできない、あるいは非常に得がたい目標や対象を意味するたとえ話なんだ。この言葉は、遠くから見て憧れるものの、実際にはその人にとって手に入れることが非常に困難、あるいは不可能なものを指して使われるんだよ。

「高嶺の花」は、美しくても、その地位や価値が非常に高いために手に入れることが難しいもの、例えば特定の人物、高価な物品、達成が困難な目標などに対する憧れを象徴しているんだ。この表現は、人が到達困難な理想や夢を持つことの普遍的な感情を反映しており、それらの目標がどれだけ魅力的であっても、実際には手が届かない可能性があるという現実を示しているんだ。

「高嶺の花」は、人々が持つ未達成の願望や目標に対する切なさやあこがれを表現していて、それはしばしば愛する人、望む職業、または社会的な地位など、個人の憧れの対象に関連して用いられるんだ。このたとえ話は、人が理想を追い求める心理や、その達成の難しさについての洞察を提供しているんだね。

「高嶺の花」の使い方

ともこ
健太くん、カメラ屋さんの前でなにをしているの?
健太
ともこちゃんも一緒に見ようよ。
ともこ
もしかして、あのカメラが欲しくて見ているの?
健太
そうなんだ。とても高級だから、お小遣いが少ないぼくには高嶺の花なんだよ。
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「高嶺の花」の例文

例文
  1. 彼女をデートに誘えだなんて簡単いうけれど、彼女は僕にとって高嶺の花なんだよ。
  2. いつかマイホームが欲しいと思って、休日には住宅展示場へ見に行くけれど、今の給料では高嶺の花だ。
  3. ともこちゃんは家で猫を飼っていて、とても可愛い。羨ましいけれど、うちはペット禁止のマンションなので、猫は飼えない。ぼくには猫は高嶺の花だ。
  4. 高級車に乗りたいと思い、カタログを眺めているけれど、今の生活のことを考えると高嶺の花だ。
  5. 高嶺の花だとわかっていても、彼女のことを思わずにはいられなくなってしまった。

「高嶺の花」の文学作品などの用例

はじめっから、手のとどかねえ高根の花だ。大の男でねえかよ、思いきりよく嫁取りする気になってくれと、きに附いて言うが、へえ駄目だあ、あんまり言うと怒り出す始末でね。(三好十郎の樹氷より)


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