【ことわざ】
高嶺の花
【読み方】
たかねのはな
【意味】
遠くから眺めることしかできない、自分のものにはできないというたとえ。
【語源・由来】
「高嶺(たかね)」とは、高い峰という意味。
はるか山頂に咲いている花は、欲しいと思っても摘むことができないということ。
【類義語】
・及ばぬ鯉の滝登り(およばぬこいのたきのぼり)
【対義語】
–
【英語訳】
One may look at a star,but not pull at it.
A Pisgah sight.
「高嶺」を、「高値」と書くのは誤りなので注意が必要。
「高嶺の花」の使い方

健太くん、カメラ屋さんの前でなにをしているの?

ともこちゃんも一緒に見ようよ。

もしかして、あのカメラが欲しくて見ているの?

そうなんだ。とても高級だから、ぼくには高嶺の花なんだよ。
「高嶺の花」の例文
- 彼女をデートに誘えだなんて簡単いうけれど、彼女は僕にとって高嶺の花なんだよ。
- いつかマイホームが欲しいと思って、休日には住宅展示場へ見に行くけれど、今の給料では高嶺の花だ。
- 彼女は高嶺の花なんだ。だからデートに誘うことはもちろん、話しかけることだってできないよ。
- 高級車に乗りたいと思い、カタログを眺めているけれど、今の生活のことを考えると高嶺の花だ。
- 高嶺の花だとわかっていても、彼女のことを思わずにはいられなくなってしまった。
まとめ
高嶺の花というように、眺めるだけで手に入れることができないものが、時々あるのではないでしょうか。
手に入らなかったとしても、眺めているだけで幸せな気分になれることもあるかもしれませんね。
また、手が届かないという理由には、高価だということもあるのではないでしょうか。
しかし、「高根の花」と間違えないように気をつけなければいけません。
欲しい物を全て手に入れたからといって、幸せになれるわけではないのかもしれませんね。