「他人の飯には骨がある」の意味(語源由来・類義語・対義語)
【ことわざ】
他人の飯には骨がある
【読み方】
たにんのめしにはほねがある
【意味】
他人の家に世話になるのは気をつかい苦労が多いということ。他人の好意には裏があり、素直に甘えてはいられないということ。
他人の優しさにも裏があるかもしれへんから、あんまり頼りきると後で困ることになりかねへんってことや。自分のことは自分でやることの大切さを教えてくれてるんやな。
【語源由来】
他人の家で食べるご飯は、のどに刺さる骨があるようで食べにくいという意から。
【類義語】
・隣の白飯より内の粟飯
・余所の米の飯より内の粥
【対義語】
・他人の飯は白い
・内の米の飯より隣の麦飯
・隣の糂汰味噌
「他人の飯には骨がある」の解説
「他人の飯には骨がある」っていうことわざは、他人に頼って生活するのは、それがどんなに親しい人でも、いろいろ大変で、気を使ったり、苦労したりすることが多いっていう意味なんだよ。
例えばね、友達の家に遊びに行くのは楽しいけど、ずっとその家に住むことになったら、お世話になる分、色々気を使ったり、ルールを守ったりしなくちゃいけないよね。それが「他人の飯には骨がある」っていうことだよ。
「飯に骨がある」っていうのは、普通のごはんを食べるよりも骨付きの飯を食べる方が面倒だよね、それを比喩に使って、他人に頼る生活は自分で自由に生きるよりも大変だと表現しているんだ。つまり、どんなに他人から好意を受けても、その裏には必ず自分が気を使うところや、大変なところがあるってことを教えてくれるんだよ。
「他人の飯には骨がある」の使い方
「他人の飯には骨がある」の例文
- 健太くんは親切だが、他人の飯には骨があるというから完全には心を許さない。
- 他人の飯には骨があるとか、居候三杯目にはそっと出しいうのに、彼は図太いのかそんな気配がない。
- ホームステイは嫌だ。他人の飯には骨があるという。海外の学校の寮に入りたい。
- 親切そうな人に騙されてから、他人の飯には骨があると思うようになった。
- 都会では疑う心を持っていないと、他人の飯には骨があるというよ。