「立ち仏が居仏を使う」の意味(語源由来)
【ことわざ】
立ち仏が居仏を使う
【読み方】
たちぼとけがいぼとけをつかう
【意味】
自分でできるようなことを面倒くさがり、他人にやらせること。
「居仏」は、座像の仏のこと。
「立ち仏が居仏を使う」ということわざは、自分でできることを面倒くさがって、他の人にやらせるという行動を指すんだよ。
なるほどな。つまり、自分が立ってるのに座ってる人に「おいおい、立ってくれや」って頼むようなことやな。
自分ができることを他人に頼んでしまうのは、ちょっとどうかと思うな。自分でやれることは自分でちゃんとやるべきやな。それを教えてくれてるんやな、このことわざは。
【語源由来】
座っている者を立たせて使うが、立っている者に用事を頼むたとえ
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「立ち仏が居仏を使う」の解説
カンタン!解説
「立ち仏が居仏を使う」っていうことわざはね、自分でできることをわざわざ他の人に頼んでしまうことを表しているんだよ。
「立ち仏」とは立っている仏像を指し、「居仏」とは座っている仏像を指すんだ。普通は立っているものを座らせることはないし、逆もまた同様だよね。
だから、「立ち仏が居仏を使う」っていうことわざは、そんな不自然で無駄なことをすることで、自分でできることを他人に頼んでしまう様子を表現しているんだ。
このことわざは、自分でできることを怠って他人に押し付けたり、自分の利便性のために他人を煩わせたりすることは、礼儀や適切な行動ではないと教えてくれているんだね。自分の責任を果たし、他人に頼らずに自立して行動することが大切だということを示しているんだよ。
「立ち仏が居仏を使う」の使い方
ともこちゃん。醤油とって。
立ち仏が居仏を使うなんて怠け者ね。自分の方が近いじゃないの。
醤油は、テーブルの上に常備しておかないとだめだよね。
ちょっと動けばいいだけの話だと思うわ。
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「立ち仏が居仏を使う」の例文
- 自分でお茶をいれればいいのに、座っている女子社員にいれさせるとは立ち仏が居仏を使うだし女性蔑視だ。
- 自分でやった方が早いだろうに。立ち仏が居仏を使っているとすぐに豚になるぞ。
- 健太くんは自分で動かず、立ち仏が居仏を使うようにあごで人を動かしやらせる。
- お嬢様育ちのともこちゃんは、着替えも一人できないくらい召使頼みで、立ち仏が居仏を使うのが当たり前な感じだ。
- 彼は何でもかんでも後輩に仕事を振り、立ち仏が居仏を使う。