「天に二日無く土に二王無し」の意味(出典)
【ことわざ】
天に二日無く土に二王無し
【読み方】
てんににじつなくどににおうなし
【意味】
天に二つ太陽がないように、国家にも二人の王がいてはならない。
性善説に基づく王道政治を説いた孟子の言葉。
「天に二日無く土に二王無し」という言葉は、天には2つの太陽がないように、一つの国や地域には2人のリーダーがいてはいけないということを教えているんだよ。
なるほどな。それはつまり、一つの場所には一つのリーダーやトップが必要やってことやね。
二人のリーダーがいたら、どっちの意見を取るか迷ってしまうわな。太陽が二つあったら、どっちに向かって歩けばいいかわからへんもんな!
【出典】
「礼記」
【スポンサーリンク】
「天に二日無く土に二王無し」の解説
カンタン!解説
「天に二日無く土に二王無し」という言葉は、「礼記」という中国の古い書に出てくる言葉だよ。
これは、空には二つの太陽が存在しないように、一つの国には二人の王や君主が存在してはいけない、という意味が込められているんだ。
実際、空には一つしか太陽がないよね。この自然の姿を、一つの国や地域において、リーダーや王、君主は一人でなければならないという考え方に例えているんだ。二人以上のリーダーがいれば、意見がバラバラになったり、対立が起きやすくなるから、統一されたリーダーシップが大切だという教えが込められているんだよ。
だから、この言葉を使うときは、リーダーや中心となる存在は一つでなければならないという意味で使われることが多いよ。
「天に二日無く土に二王無し」の使い方
天に二日無く土に二王無しっていうのに、今、実質二人の天皇がいるんだよね。
でも、今の日本の天皇に政治を執り行うことはできないからね。
そんなシステムになっているんだね。
天皇は日本の象徴なのよ。
【スポンサーリンク】
「天に二日無く土に二王無し」の例文
- 王が二人いると国は二分する。天に二日無く土に二王無しというように、王は一人で十分だ。
- 天に二日無く土に二王無しというからといって、王が兄弟全員を殺すのはやり過ぎだと思う。
- チームにエースは一人でいい。天に二日無く土に二王無しのように、二人はいらない。
- 社長が二人いると、どちらの意見を採用すればいいか現場が混乱するので、天に二日無く土に二王無しというように一人でいい。
- 天に二日無く土に二王無しというが、働き方改革でリーダーも休めるように二人体制で行く。