「天に跼り地に蹐す」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
天に跼り地に蹐す
てんにせぐくまりちにぬきあしす
【意味】
恐れおののきびくびくする。恐れるあまり身のおきどころのないこと。世の中を恐れ隠れるように生きること。


どんなに大きな場所でも、ちゃんとリラックスできなくて、いつもビクビクしてる感じやね。この言葉は、落ち着きのなさや不安定な状態を描写してるんやな。
【出典】
「詩経」
【語源由来】
天は高いのに頭がつかえはせぬかと身をかがめ、地面は堅いのに突き抜けはしないかと心配してそっと歩く意から。
「天に跼り地に蹐す」の解説
「天に跼り地に蹐す」っていう言葉は、古い詩の本「詩経」の中の「小雅・正月」という部分から来てるんだよ。
この言葉の意味は、天がすごく高くても、それに向かって背を丸めてしょんぼり歩いているように、地がしっかりとあるのに、その上をそろりそろりと気をつけて歩くような状態を表しているんだ。
つまり、これは、とても緊張していたり、恐れていて、どこに行っても安心してリラックスできないような状態を示しているんだ。まるで、どこに行っても気をつけなきゃいけない、どこに座ってもちょっとした音に驚いてしまうような、ピリピリした状態を言っているんだよ。これをもっと短く言うと「跼天蹐地」とも言うんだ。
「天に跼り地に蹐す」の使い方




「天に跼り地に蹐す」の例文
- 健太くんは悩みを抱えているのか、天に跼り地に蹐すようにびくびくしている。
- 天に跼り地に蹐し生きるのはもうやめだ。堂々と生きる。
- 犯罪者は、天に跼り地に蹐す雰囲気があるから職質されやすい。
- 富裕層に囲まれると、馬鹿にされないか恐れるあまり天に跼り地に蹐すように挙動不審になる。
- 天に跼り地に蹐すごとくびくついていると、幽霊の正体見たり枯れ尾花のようにすべて幽霊に見えてくるよ。























