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「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」の意味(出典)
【ことわざ】
天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず
「地の利は人の和に如かず」だけでも用いる。
【読み方】
てんのときはちのりにしかず、ちのりはひとのわにしかず
【意味】
物事を成し遂げるには、人の和が大事であるということ。気候や日時がよくても、地の利がなければうまくいかないし、地の利があっても、一致団結した人の和にはかなわない。
「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」という言葉は、どんなに良いタイミングや環境であっても、それを活かす人々の心が一致していなければ意味がない、ということを示しているんだよ。
あぁ、わかるわかる。要するに、良い場所や良いタイミングよりも、関わる人たちの心がぴったり合ってることが一番大事ってことやな。
みんなで手を取り合って、同じ方向を向いて行動することが成功のカギやね。
【出典】
「孟子」
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「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」の解説
カンタン!解説
うん、この言葉は、物事の成功には、その場の条件や環境よりも、関わる人々の心の結束や協力が一番大切だということを教えているね。
「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」は、たとえば、いい天気や適切な時間といった「天の時」、そして良い地形や有利な状況といった「地の利」よりも、関わる人々が仲良く協力し合う「人の和」の方が、成功の鍵としてはるかに大切だということを伝えているよ。
孟子がこの言葉を使って伝えたかったのは、戦争や争いよりも、国を治めるときには、国民の心をつかんで、彼らの信頼や協力を得ることが一番大切だということだね。
要するに、大きな目標や夢を達成するためには、一緒に取り組む仲間やチームの結束や和気あいあいとした雰囲気の方が、どんなに良い条件や環境よりも大切、ってことなんだよ。
「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」の使い方
体育祭で、みんなで協力することの大切さを知ったよ。
天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かずっていうからね。一致団結することが何より大事ね。
体育祭は、勝ち負けだけじゃなく多くのことを学ぶことができるね。
学校の行事って懸命に頑張った分、得るものが多いわよね。
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「天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず」の例文
- 大安吉日にこだわって結婚式をしても、離婚する夫婦は多いが、天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かずというように同じ方向を向いて団結している夫婦は長続きする。
- 天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かずというが、アウェイでの試合でも優れたチームプレーができれば勝てる。
- 内部分裂しているのに成果を残せるわけがない。天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かずという。
- 天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かずというから、リーダーが率先してみんなの心を繋ぎ和を作らなければいけない。
- みんなの心がバラバラだと、成功するものもしない。天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かずというから、親睦会をしよう。