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「手を翻せば雲と作り手を覆せば雨となる」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
手を翻せば雲と作り手を覆せば雨となる
【読み方】
てをひるがえせばくもとなりてをくつがえせばあめとなる
【意味】
人情の変わりやすいこと。
まさに雲が出たり雨が降ったりするように、人の態度もそんな風に変わることがあるんやな。このことわざ、深いなー!
【出典】
「杜甫」の「貧交行」
杜甫が世の中の人情が軽薄になっていることを嘆き、「厚い友情で結ばれていた昔の管仲と鮑叔との交わりを見習うがよい」と歌った詩。
【語源由来】
手のひらを上に向ければ雲ができ、下に向ければ雨になるように変わりやすいということから。
「手を翻せば雲と作り手を覆せば雨となる」の解説
「手を翻せば雲と作り手を覆せば雨となる」っていう言葉は、ちょっと難しいかもしれないけれど、面白い意味があるんだよ。
この言葉は、人の気持ちがとても変わりやすく、信じてもいいのか分からないような状況を表しているんだ。手のひらを上に向けると雲がわき、下に向けると雨が降るように、人の気持ちもあっという間に変わってしまうことがあるから、とても頼りにならないことを言っているんだよ。
たとえば、友達が今日は公園で遊ぶって約束したけど、急に変わって「やっぱり今日は遊べない」って言ったりすることがあるかもしれないね。そういうとき、この言葉を思い出してみて、「人の気持ちは変わりやすいなあ」と感じることができるかもしれないよ。
だから、大切なことを決めるときや、誰かに頼むときは、ちゃんと信頼できる人を選ぶことが大切なんだね。そうすれば、「手を翻せば雲と作り手を覆せば雨となる」みたいな状況にはならないから安心だよ。
「手を翻せば雲と作り手を覆せば雨となる」の使い方
「手を翻せば雲と作り手を覆せば雨となる」の例文
- 人を信じすぎると、手を翻せば雲と作り手を覆せば雨となるというから裏切られるかもしれない。
- 人に依存すると、手を翻せば雲と作り手を覆せば雨となるように変心したときが大変だ。
- 手を翻せば雲と作り手を覆せば雨となるというが、昨日の友は今日の敵となる。
- 人の心は移り気で、手を翻せば雲と作り手を覆せば雨となるので頼みにしてはいけない。
- 手を翻せば雲と作り手を覆せば雨となるから、人との約束に絶対はない。
ちょっとしたことで天気が変わるように、人も変わりやすく信用できないことがあると警告している。