「父父たり子子たり」の意味(出典)
【ことわざ】
父父たり子子たり
【読み方】
ちちちちたりここたり
【意味】
父が父としても道を尽くせば、子も子としても道を尽くす。家族がそれぞれなすべきことをすれば、一家は安泰だということ。
「父父たり子子たり」という表現は、父が父としての役割をちゃんと果たせば、子もまた子としての役割をちゃんと果たすという意味があるんだよ。
なるほど、つまり、「親がちゃんと親らしい振る舞いをすると、子供もまた子供らしい行動をする」ってことやな。
親が模範となって振る舞うことで、子供もまたその役割を理解しやすくなるんやな。親の行動が子供の行動に大きな影響を与えるってことを教えてくれてる表現やな。
【出典】
「論語」
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「父父たり子子たり」の解説
カンタン!解説
「父父たり子子たり」っていう言葉は、「論語」っていう古い中国の本から来ていて、小学生にわかりやすく言うと、「お父さんがちゃんとお父さんらしく行動すれば、子どももちゃんと子どもらしく行動するよ」っていう意味なんだよ。
例えばね、お父さんがしっかりと働いて、家族を守ったり、子どもたちにちゃんと教育を施したりすると、子どもたちはその姿を見て、自分も頑張ろうと思い、学校で一生懸命勉強したり、家庭で手伝いをしたりするんだよ。
このことわざは、親が子どもに対して模範となり、ちゃんとした役割を果たすことで、子どももまた親を見習って自分の役割を果たすという、親子間の相互関係と役割を教えてくれるんだよね。
「父父たり子子たり」の使い方
父さんと母さんはW不倫で、兄さんは万引き、うちの家族はめちゃくちゃだ。
父父たり子子たりっていうから、親が人の道をはずれちゃだめよね。
親は、子の手本になるような言動をしないとだめなんだよね。
親になり切れない大人もいるから困るわよね。
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「父父たり子子たり」の例文
- 父父たり子子たりを守れば、神頼みじゃなくても家内安全が保たれる。
- 子供に問題のある家は、たいてい親に問題があるんだ。父父たり子子たりといい、ちゃんとした家は親が立派なんだ。
- 子供は親の親の背中を見て育つから、父父たり子子たりの如く、親が親としてやるべきことをしていれば、「宿題やったの」「勉強しなさい」なんて小言を言わなくても済む。
- 父父たり子子たりと考える親もいれば、親がなくとも子は育つと考える親もいる。
- 親として子供の規範になるよう頑張る。父父たり子子たりというからね。