「飛ぶ鳥の献立」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
飛ぶ鳥の献立
「野鳥の献立」ともいう。
【読み方】とぶとりのこんだて
【意味】
早まったことをすること。当てにならない期待をすること。
「飛ぶ鳥の献立」という言葉は、まだ手に入れていないものや確実でないものについて、事前に使い道や計画を立てることを指しているんだよ。
ああ、それって、まだ手に入れてへんもののことを、早とちりして使う計画を立ててるってことやな。
ちょうど、まだ取ってない魚の料理を考えるみたいな感じやね。手元にないもののことを先に考えるのは、ちょっと気が早いかもしれへんね。
飛んでいる鳥を見て、まだ捕まえてもいないのに、その料理のしかたを考える意から。
【類義語】
・捕らぬ狸の皮算用
・穴の狢を値段する
・山の芋を蒲焼きにする
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「飛ぶ鳥の献立」の解説
カンタン!解説
「飛ぶ鳥の献立」ということわざは、まだ手に入っていないものや、確定していないことに対して、早とちりして計画を立てることを示しているんだよ。
例えば、まだ手に入れていない宝くじを買ったけど、当たると決め込んで、そのお金の使い道や買いたいものを考えてしまうような感じだね。もしくは、まだ結果が出ていない試験の後で、合格パーティーの計画を立てるようなこと。
このことわざの背景には、空を飛ぶ鳥を見ながら、その鳥を料理にすることを想像する、というシチュエーションがあるんだ。でも、その鳥を捕まえる前にどんな料理にするか考えるのは、ちょっと早計だよね。
この言葉を使うときは、計画を立てる前に、事実や状況をしっかり確認してから進めることの大切さを伝えたい時に使えるよ。早とちりや、先走ることの危険性を教えてくれることわざだね。
「飛ぶ鳥の献立」の使い方
宝くじが当たったら何をしようかな。世界一周旅行かな。
飛ぶ鳥の献立ね。当たってから考えなさいよ。
当たる前に考えるこの時間が楽しいんだよ。
夢を見れば見るほど、当たらなかったら絶望のどん底に落ちるわよ。
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「飛ぶ鳥の献立」の例文
- 告白する前からともこちゃんとの人生プランを考えてどうする。飛ぶ鳥の献立で、きっと無駄になるだろう。
- 合格が決定しているみたいに入学後の話をしているけど、飛ぶ鳥の献立というやつで、まだ気が早い。
- 「コンクールに入賞したら一躍有名人になるから、サインの練習をしておこう」って、飛ぶ鳥の献立だよ。入賞してからでも遅くないんじゃないかな。
- 修学旅行の行き先が京都と決まったわけではない。京都のパンフレットを取り寄せるのは、飛ぶ鳥の献立で早計だ。
- 健太くんの結婚式に呼ばれるの違いないからと、スーツを新調するって?飛ぶ鳥の献立だったらどうするの?呼ばれない可能性は考えないの?