「隣の白飯より内の粟飯」の意味(類義語・対義語)
【ことわざ】
隣の白飯より内の粟飯
【読み方】
となりのしろめしよりうちのあわめし
【意味】
隣りの家で白い米のご飯をご馳走になるより、粟入りの粗末なご飯でも自分の家で食べるほうが気兼ねがなくてよい。人の世話になることの気苦労をいうたとえ。
他人の家で食事すると、いろいろ気を使ってえらいこっちゃになることもあるわけや。自分の家なら、リラックスして食べれるもんな。おおきに、これ、わかりやすいで!
【類義語】
・余所の米の飯より内の粥
・他人の飯には骨がある
【対義語】
・隣の糂汰味噌
・内の米の飯より隣の麦飯
・隣の花は赤い
「隣の白飯より内の粟飯」の解説
「隣の白飯より内の粟飯」ということわざは、他の家で豪華なご飯を食べるよりも、自分の家で質素なご飯を食べる方が、気を使わずにリラックスして食べられるってことを言っているんだよ。
例えばね、友達の家に遊びに行って、すごく美味しいご飯を出してもらったとしても、どうしても「ありがとう」や「ごちそうさま」って感謝の気持ちをしっかりと伝えたいから、ちょっと気を使ってしまうよね。でも、自分の家でいつものご飯を食べる時は、そんな気を使うことなく、ゆっくりと食べることができる。
このことわざは、自分の家でのシンプルな生活の良さや、他人の世話になるときの気を使うことの大変さを教えてくれる言葉なんだ。自分の家でのシンプルな暮らしのありがたみを感じさせてくれるよね。
「隣の白飯より内の粟飯」の使い方
「隣の白飯より内の粟飯」の例文
- 馳走終わらば油断すなというし、裏がなくてもご馳走されるのは気が疲れるし、隣の白飯より内の粟飯だ。
- 隣の白飯より内の粟飯というが、家でお茶漬けが一番だ。
- 人に作ってもらうご飯はおいしいものだが、隣の白飯より内の粟飯、気楽が一番のスパイスかもしれない。
- 人の家のご飯は緊張で味がよく分からないし、結局隣の白飯より内の粟飯で、粗末でもおうちごはんがおいしい。
- 隣の白飯より内の粟飯というから、誰かの世話にならず自分の力で生きていける能力を身につける。
他人の恩恵を受けることの煩わしさや、気を使うことの大変さを教えてくれる言葉なんだ。