「殿の犬には食われ損」の意味(語源由来)
【ことわざ】
殿の犬には食われ損
【読み方】
とののいぬにはくわれぞん
【意味】
権力者には、どんなことをされても手向かいできず泣き寝入りするしかないということ。
「殿の犬には食われ損」ということわざは、権力のある人や立場の高い人には、どんなことをされても反論や抗議が難しく、受け入れるしかないという状況を示しているんだよ。
ええっと、それはつまり、強い権力を持ってる人の元で生きてると、たとえ不満があっても、むやみやたらに文句を言うことはできへんってことやな。
殿様の犬にかまれたら、あぁ、これは殿様の犬やからしょうがないわ、って感じで我慢するしかないんや。権力ある人には、ちょっと気をつけなアカンねんな。
【語源由来】
殿さまの飼い犬ではかまれても抗議できないから、あきらめるしかないことから。
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「殿の犬には食われ損」の解説
カンタン!解説
「殿の犬には食われ損」っていう言葉はね、殿様のペットの犬に噛まれたとしても、その犬の飼い主が殿様だから文句を言ったり怒ったりできないよね、っていうことを示しているんだ。
これは、もっと大きな意味で、強い権力や立場のある人に何かされても、それに逆らったり文句を言ったりするのは難しい、っていうことを表してるんだよ。
つまり、このことわざは、「権力がある人にはどんなに不公平なことがあっても、手を出すことができない」という事実を教えてくれるものなんだ。だから、権力のある人との関わりでは、注意深く行動しないといけないってことを伝えているんだね。
「殿の犬には食われ損」の使い方
亡くなった人の生前の罪を告発する人があらわれたわね。
亡くなった人を告発するなんて非人道的だって言う人もいるね。
殿の犬には食われ損っていうから、生きている間は告発できないわよね。
非人道的って言っている人は、失うものがない人か権力者なんだろうね。
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「殿の犬には食われ損」の例文
- 社長が悪いことをしていることを知っていたが、殿の犬には食われ損というように公にすることができなかった。
- 上司に指示され、殿の犬には食われ損のごとく渋々従ったのに、僕が罪に問われるのは理不尽だ。
- 殿の犬には食われ損というように、権力に逆らえず我慢する人が多かったが、働き方改革で世の中が少し変わってきた。
- 王子様に喧嘩を売られたのに、僕だけが叱責された。殿の犬には食われ損で、口ごたえすることはかなわなかった。
- 殿の犬には食われ損ということを知っているからか、社長の御子息は文句を言われないことをいいことに、好き勝手している。