【ことわざ】
屠所の羊
【読み方】
としょのひつじ
【意味】
少しずつ死期が迫っていること。死や不幸な出来事に直面し、生気を失うことを意味している。
【語源・由来】
屠所の羊の‟屠所(としょ)”とは、人間の食用の肉になる家畜を殺して処理する所を言い、そこに連れていかれる羊の様子から転じてきている。
【類義語】
・生簀の鯉
・牲に赴く羊
・羊の歩み
【英語訳】
・like a prisoner dragged to execution.
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「屠所の羊」の使い方
どうしたの?そんなにしょぼくれて、まるで屠所の羊のようだよ?
はー…。今日さ、期末テストが戻ってきたでしょ?今回のテストの点数が悪かったら、おこずかいが次のテストまで貰えないんだよ!
それで結果はどうだったの?
僕の今の状態で分からない?当然赤点だったよ。どうしよう、お菓子も漫画も何も買えないよ。
「屠所の羊」の例文
- 遊びすぎて大学を落第してしまった友人は、まるで屠所の羊のようだった。
- 妻が事故にあったと連絡が来た瞬間、僕は屠所の羊のような気分を味わった。
- 屠所の羊のような思いを何度も味わうなんて耐えられない。
- 息子が帰ってくるなり屠所の羊のような雰囲気を醸し出しているのだが、一体学校で何があったのやら。
- 友人が彼女に振られたと屠所の羊のよう絶望的な顔で静かに話し始めた。
- まさかテスト直前になって筆箱を家に忘れたことに気づくなんて、まさに屠所の羊である。