【ことわざ】
取り付く島もない
【読み方】
とりつくしまもない
【意味】
頼ろうとしても、冷たくあしらわれたりして頼るに頼れない状態を意味する。
【語源・由来】
航海に出たはいいが、近くに停船できるような島が全くなく、休憩すら取れないという状況が転じてきている。
【類義語】
・にべもない
・塵も灰も付かぬ
・けんもほろろ
【英語訳】
・To be thrown upon one’s own resources.
・not / never give someone the time of day
●To be thrown upon one’s own resources.
thrown upon one’s own resources ➡ 自力で
意訳すると、「自力に頼るよう突き放される」になる。
●not / never give someone the time of day
not / never ➡ ~でない / 一度も~しない
give ➡ 与える
someone ➡ だれか
the time of day ➡ 時刻・時間
直訳すると、「一度も時間を与えてはくれない」=「取り付く島もない」になる。
【スポンサーリンク】
「取り付く島もない」の使い方
今日のテスト最悪だったな。ともこちゃん、今日勉強教えてくれない?
えっ、無理。じゃ、ばいばい。
ともこちゃん!?そんな~、全然取り付く島もなかったよ。どうしたんだろ?珍しい。
(今日は待ちに待ったカフェのオープンなのに、健太君なんかに邪魔させないわ!)
「取り付く島もない」の例文
- 質問したいのに冷たくあしらわれ、取り付く島もなかった。
- あの人はいつも僕に対して取り付く島もないほどの事務的な声で接してくる。
- 有名な画廊に自分の作品を置きたくて交渉しに行ったが、取り付く島もなかった。
- 会社が経営不振になり知り合いに頼み込んでお金を借りようとしたが、取り付く島もなく全然相手にされなかった。