「年寄と仏壇は置き所が無い」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
年寄と仏壇は置き所が無い
【読み方】
としよりとぶつだんはおきどころがない
【意味】
敬遠したいにも、処置に困って、持てあましてしまうという事。場所をとるという事。
年寄りも、ちゃんとした場所と役割を与えて、大切にすることが大事やな。それぞれに合った扱い方を考える必要があるんやね。
【語源・由来】
仏壇や年寄りは、なにかと邪魔で扱いに困って仕方がないものであるが、簡単に捨てるわけにはいかない事から。
【類義語】
・持仏堂と年寄は置き所無し
・姑と機具の置き所が無い
・梯子と姑婆は置き所が無い
・持仏堂と姑は置き所無し
・姑の場ふさがり
【対義語】
・老いての幸
・年寄のある家には落度がない
【英語訳】
・Older people and the family’s Buddhist altar do not have room.
・The elderly person’s treatment is difficult.
「年寄と仏壇は置き所が無い」の解説
「年寄と仏壇は置き所が無い」ということわざは、年を取った人や仏壇のように、大切にはしたいけれど、どこに置いていいのか、どう扱っていいのか困ってしまうという状況を表しているんだよ。
たとえば、家の中に大きな仏壇があって、どこに置くべきか迷うような状況や、家族の中でおじいちゃんやおばあちゃんの面倒を見ることについて、どうすればいいか分からない時があるよね。これが「年寄と仏壇は置き所が無い」の例なんだ。
このことわざは、「大事に扱いたいけれど、具体的にどうすればいいのか難しい場合がある」ということを表しているんだね。年寄りや仏壇のように、敬うべきものや大切にすべきものでも、日常生活の中での扱いには悩みが伴うことが多いっていう意味があるんだよ。それが「年寄と仏壇は置き所が無い」と言われる理由なんだね。
「年寄と仏壇は置き所が無い」の使い方
「年寄と仏壇は置き所が無い」の例文
- 80歳になった祖母は、年を増すごとに横暴になってきたから、施設に入所して欲しいところだが、年寄と仏壇は置き所が無いので、なかなかそうもいかない。
- お仏壇を本当は処分してしまいたいが、年寄と仏壇は置き所が無いとはよく言ったもので、難しい。
- 年寄と仏壇は置き所が無いとはよく言ったもので、町内会の会長が厄介でとても困っている。
- 年寄と仏壇は置き所が無いとは言いつつも、敬老の日は必ず祖父母に贈り物をしておいた方が良いとは思うよ。