「蠹啄みて梁柱を剖く」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
蠹啄みて梁柱を剖く
【読み方】
とついばみてりょうちゅうをさく
【意味】
災いの種は早期に取り除くべきだということ。
「蠹」は、木食い虫。
あ、つまり、最初はちっちゃな虫やけど、ほっといたら家の大事な部分まで食べちゃうのね。
小さい問題も放っておくと大きくなっちゃうから、早めに対処した方がいいってことやね。
【出典】
「淮南子」
【語源由来】
小さな木食い虫が少しずつ木を食い、そのうちついに梁や柱を食い破るということから。
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「蠹啄みて梁柱を剖く」の解説
カンタン!解説
「蠹啄みて梁柱を剖く」っていうことわざは、ね、ちっちゃな虫が木を少しずつ食べて、だんだん大きな梁や柱まで壊してしまうっていう話だよ。
たとえば、お家の壁に小さなヒビができたとして、それをそのまま放っておいたら、だんだんヒビが大きくなって、最終的には壁が崩れてしまうようなイメージだね。このことわざは、問題や困難が小さいうちに、ちゃんと対処しないと、放っておくと大きなトラブルになってしまうよっていうことを教えてくれているんだ。
つまり、問題やトラブルは、小さいうちにしっかりと対処して、大きくならないように気をつけないといけないっていうことを伝えているんだよね。
「蠹啄みて梁柱を剖く」の使い方
健太くん。問題が発生したみたいよ。
あー、その程度なら無視して大丈夫でしょう。
蠹啄みて梁柱を剖くっていうわよ。後で悔やむことになるかも。
うーん。それは困る。今のうちに対処しておくか。
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「蠹啄みて梁柱を剖く」の例文
- 次の首相に任せればいいかと、現首相が問題を先送りにして、蠹啄みて梁柱を剖く。そして日本は終わりを迎える。
- 壁にひびが入っていることを知っていたのに、放置して、蠹啄みて梁柱を剖くようにビルが倒壊した。
- トラブルの解決を後回しにしていいことなんてない。蠹啄みて梁柱を剖くごとく、大抵、問題は悪化し大事件となる。
- 蠹啄みて梁柱を剖くから、問題は見つけ次第対処が基本だ。
- 小さな喧嘩から殺人事件に発展し、蠹啄みて梁柱を剖くようになることがある。だから、事件化する前に警察が動くことも必要だ。
これは、小さな問題やトラブルは早めに取り組んで解決しないと、大きな問題に発展してしまうという警告の意味があるよ。