「突を曲げて薪を徙す」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
突を曲げて薪を徙す
【読み方】
とつをまげてしんをただす
【意味】
災いを未然に防ぐこと。
小さい対策をすることで、後で大きな災難を防ぐってわけだね!
【出典】
「漢書」
【故事】
ある家で、かまどにまっすぐ煙突が立ち、そばに薪が積んであるのを見た人が煙突を曲げて、薪は別な所に移したほうがよい、そうしないと火事になると忠告した。しかし、その家の主人は言うことを聞かず火事になってしまったという故事から。
「突を曲げて薪を徙す」の解説
「突を曲げて薪を徙す」っていうことわざ、聞いたことあるかな?この言葉は、危険なことが起こる前に、ちゃんと対策を取って、その危険を防ぐっていう意味なんだよ。
ちょっと話をするとね、昔の中国の話で、ある家にかまどの煙突が真っ直ぐに突き出してて、そのすぐ横には薪がたくさん積まれてたの。で、これを見た人が「これじゃ火事になっちゃうよ!煙突を曲げて、薪を別の場所に移動させた方がいいよ!」って言って、アドバイスしたのね。でも、家の主人はそのアドバイスを聞かなくて、結果、本当に火事になっちゃったんだ。
で、「突」っていうのは煙突のことで、「徙」っていうのはものを移動させること。このことわざは、その昔の話から来ていて、ちょっとしたことでも、しっかりと対策を取らないと、大きな問題になっちゃうこともあるよ、っていう教えを伝えてくれているんだよね。
だから、これを聞いたら、自分の生活でもちょっとしたことでも油断しないで、事前に対策を取るっていう気持ちを大切にしようって思うよね。
「突を曲げて薪を徙す」の使い方
「突を曲げて薪を徙す」の例文
- それは災害というより人災で、突を曲げて薪を徙すことができたように思う。
- いじめが起きてから動くのではなく、突を曲げて薪を徙す姿勢が大事だ。
- すべてのドライバーが思いやり運転をすれば、突を曲げて薪を徙すことが可能だ。
- 話がこじれる前に問題の種を摘み取り、突を曲げて薪を徙すと楽だ。
- 確認作業を徹底することで、突を曲げて薪を徙すように建築現場での事故ゼロにつながる。
具体的には、突を曲げることで火の粉が飛び散らないようにし、それによって薪を移動させる際の火の事故を防ぐ、という考え方がベースになっているよ。