【ことわざ】
角を矯めて牛を殺す
「角を直して牛を殺す」ともいう。
【読み方】
つのをためてうしをころす
【意味】
少しの欠点を直そうとして、その手段が度を過ぎ、かえって物事全体をだめにしてしまうこと。

「角を矯めて牛を殺す」は、小さな欠点を直そうとして無理をし、かえって大切な全体を損なうことのたとえだよ。

牛の角の形を直そうとして、牛そのものを死なせてしまったら本末転倒だニャ。小さな欠点にこだわりすぎて、大切なものを失うことなんだニャン。
【語源・由来】
角の格好が悪いからと、曲がった角を無理に叩いたり引っ張ったりすれば、肝心の牛は弱って死んでしまうかも知れないことから。
【類義語】
・枝を矯めて花を散らす(えだをためてはなをちらす)
・葉をかいて根を絶つ(はをかいてねをたつ)
・下手な治療は病気より悪い(へたなちりょうはびょうきよりこわい)
【英語】
The remedy may be worse than the disease.(治療が病気より悪いこともある)
「角を矯めて牛を殺す」の使い方

算数の小さな間違いを直したくて、ほかの教科を全部後回しにしてるんだ。

それで最近は、得意だった国語まで成績が下がっているのね。

うん。算数の点数は少し上がったけど、全体の成績が下がって、勉強も嫌になりそうだよ。

それじゃ角を矯めて牛を殺すことになるわ。苦手なことばかりにとらわれず、得意なことも大切にしようね。
「角を矯めて牛を殺す」の例文
- 小さな欠点を直すことに気を取られ、得意なことへの意欲まで失ってしまったら、角を矯めて牛を殺すことになりかねない。
- 業績が悪いのは海外投資が足を引っ張ったことなのは明白です。だからといってグローバル化への挑戦をやめてしまうのは、角を矯めて牛を殺すことになります。
- 苦手な一科目の点数を上げるために、ほかの科目の勉強をすべてやめてしまえば、角を矯めて牛を殺す結果になりかねない。
- 子どもの小さな失敗を繰り返し叱り、自信まで失わせてしまうのは、角を矯めて牛を殺すというものだ。
まとめ
小さな欠点を無理に直そうとすると、ほかの大切な長所まで損ねてしまうことがあります。たとえば、苦手なところばかり厳しく責められれば、得意なことに取り組む意欲まで失ってしまうかもしれません。直したい点だけでなく、守るべき良さにも目を向けることが大切です。




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