【ことわざ】
使っている鍬は光る
【読み方】
つかっているくわはひかる
【意味】
たゆまず努力をしている人は、生き生きとして立派に見えることのたとえ。
【語源・由来】
毎日使っている鍬が錆(さ)びないことから。
【類義語】
・転がる石には苔が生えぬ(ころがるいしにはこけがはえぬ)
・流れる水は腐らず(ながれるみずはくさらず)
・繁昌の地に草生えず(はんじょうのちにくさはえず)
【対義語】
-
【英語訳】
・Iron with use grows bright.(鉄は使えば光る)
・The used key is always bright.(使っている鍵はいつも光っている)
「使っている鍬は光る」の使い方

このスコップ錆びだらけだね。

普段誰も使ってないからよ。使っている鍬は光るっていうでしょ。

鍬が光るの?

健太君には光ってほしいな。
「使っている鍬は光る」の例文
- あの人は60才には見えない。使っている鍬は光る、まだまだ現役だね。
- パスコンのソフトもしばらく使わないと使い方を忘れてしまうものです。使っている鍬は光るといいますから、出来れば少しの時間でも使用するよう努力しましょう。
- 営業にかけては彼の右にでる者はいない、使っている鍬は光るというがその通りです。
- 使っている鍬は光るといいます。常に前向きに努力することが大切です。
まとめ
「鍬」といっても、都会の小・中学生だと教科書の写真や資料館などでしか見たことがないのかもしれません。特に大都市では農地が極めて少なくなり、子供達が実際の農作業を見る機会もないのでしょう。農作業をどこでも見ることが出来た時代に「鍬」を毎日使う勤勉な人のことを指して、努力している人のことを表現したのでしょう。このように、昔は鍬が農具の主人公でした。今では耕うん機や大型トラクターなど農業機械が主人公です。このことわざを現代風にアレンジすると「使っている耕うん機は光っている。」とか「使っている農業機械は故障しない。」でしょうか。