【罪を憎んで人を憎まず】の意味と使い方の例文(語源由来・英語訳)

【ことわざ】
罪を憎んで人を憎まず

【読み方】
つみをにくんでひとをにくまず

【意味】
犯した罪はあくまでも罪として憎むべきだが、罪を犯した人そのものまで憎んではいけないということ。

【語源・由来】
出典は「孔叢子(くぞうし)」です。昔の裁判所では訴訟(そしょう)をあつかうとき、罪人の心情は憎んだが人そのものは憎まなかったとのことから。キリスト教の聖書にも「罪を憎んでも人を憎まず」という言葉があります。

【英語訳】
Hate not the person but the vice.(人を憎まずに罪を憎め)

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「罪を憎んで人を憎まず」の使い方

健太
あの上級生、本当に憎たらしいよね。
ともこ
罪を憎んで人を憎まず。「いじめ」が悪いのよ。
健太
そうだね、みんなが「いじめ」に加わらなければ、そういうこともなくなるかもね。
ともこ
そうなれば本人も良くないと理解すると思うわ。

「罪を憎んで人を憎まず」の例文

  1. 人はどこかに必ず善の心があります。罪を憎んで人を憎まず、罪を犯すことのない環境を作りましょう。そうすれば善はおのずから表に出てきます。
  2. いつまでも罪を犯した人を憎んだり、恨(うら)んだりすれば、その人は改心する機会を失います。罪を憎んで人を憎まず苦しいですが寛容(かんよう)の心を持って接することが大切です。
  3. 飲酒運転をして事故を起こす人は絶対に許せない。ましてや相手が死亡したら殺人と同じです。罪を憎んで人を憎まずといいますが、そこまで許すことはできません。
  4. 罪を憎んで人を憎まずとは一つの憎しみが更に増幅して、報復(ほうふく)の嵐を招かないために必要なことなのです。

まとめ

憎悪(ぞうお)の連鎖を止めるためには、罪を憎んで人を憎まずにいることが大切なのは理解できます。時には悪びれない犯人を見て、この言葉を忘れてしまいそうになります。特に亡くなった被害者(ひがいしゃ)の人権が語られずに、犯人の人権のことを言われると、どこか虚(むな)しさを感じることがあります。人間にとって罪を憎んで人を憎まずとは厳しい修行のようなのもだと思います。

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