【ことわざ】
辻褄を合わせる
【読み方】
つじつまをあわせる
【意味】
細かい点まで食い違いがなく、筋道が通る。前後が一貫する。
【語源・由来】
「辻」は道があい、「褄」は左右があうものであるからいう。「辻」「褄」ともに、裁縫用語。
【類義語】
-
【対義語】
-
【英語訳】
join the flats (「話の」辻褄があう) ややくだけたいい方で hang together という英語訳もあります。文語調で堅い表現ですが We must tally our stories. といえば、辻褄を合わせる必要性が強く感じられます。
「辻褄を合わせる」の使い方
あれ?入れたはずなのに。宿題持ってくるのわすれちゃった。
いつものノートあるじゃない。
新しいノートにしたんだ。
まだ半分も使ってないのに?あやしい。辻褄が合ってないわね。先生怒るわよ。
「辻褄を合わせる」の例文
- 偶然が重なったのです。なぜこんな結果になったのか辻褄を合わせることができません。信用してもらうしかないのです。
- その話はもう少し辻褄を合わせないと部長には通らないよ。
- 辻褄は合っているがどうも釈然(しゃくぜん)としないな。
- 話の辻褄を合わせる必要はありません。不都合なところは本当のことを教えてください。
まとめ
辞書になかったので類義語にはしていませんが、行政事務などで一般的に使用されていることばに「平仄(ひょうそく)」ということばがあります。「平仄を整(ととの)える=てにをはを整える」とか「平仄を合わせる=辻褄を合わせる」という使い方をします。「平仄」は、もともと中国の漢詩で重視される発音上のルールです。「平仄」には辻褄とか条理(じょうり)というそのものの意味として使われる場合もあります。「平仄が合わない」というように否定的な意味で使われることもあります。