「操れば則ち存し舎つれば則ち亡う」の意味(出典)
【ことわざ】
操れば則ち存し舎つれば則ち亡う
「亡う」は、「亡す」ともいう。
【読み方】
とればすなわちそんしすつればすなわちうしなう
【意味】
しっかり守れば存在し続けるが、放っておくとすぐになくなる。
「操る」は、しっかりと守る。「舎つる」は、捨ててかえりみない。
孔子が人間の良心についていったことば。
「操れば則ち存し舎つれば則ち亡う」とは、物や状態を大切に扱い、管理すれば持続し、残るが、放置やおろそかにすると消えてしまう、という意味があるんだよ。
あぁ、わかるわかる!つまり、何かを大事にして、ちゃんと手をかけてれば長持ちするけど、放っておいて何もせんかったら、あっという間にダメになっちゃうってことやね。
何事も手をかけておかんと、持たんってことやな。しっかりと気をつけて、手をかけて大事にするのが大事ってことやね。
【出典】
「孟子」
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「操れば則ち存し舎つれば則ち亡う」の解説
カンタン!解説
「操れば則ち存し舎つれば則ち亡う」という言葉は、物事や考え、価値をしっかりと大切にし、守り続ければそれは保たれるけれど、それを放置や無視するとすぐに失われてしまう、という意味があるんだよ。
孔子が言ったこの言葉は、特に人の良心や道徳についての考え方を示しているの。つまり、人の心の中の良い考えや気持ちをしっかりと育てていけば、それが強くなり、正しい行動を続けられる。でも、それを怠ったり、大切にしなかったりすると、その良い心や考えが弱くなったり、なくなったりしてしまうことを警告しているんだ。
簡単に言うと、「大切なものを守り続ければ続くけど、放っておくと失われるよ」ということを教えてくれる言葉なんだね。だから、私たちも大切なものや考え、気持ちを大切にしなければならないと思い出させてくれる重要な教えだよ。
「操れば則ち存し舎つれば則ち亡う」の使い方
悪いことって無意識でできるのに、良いことって意識しないとできないよね。
操れば則ち存し舎つれば則ち亡うっていうように、守らないと良心は保てないのよね。
人は元来悪なのかな。
知能がありながら、同じ種族同士傷つけあうんだから悪なのかもね。
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「操れば則ち存し舎つれば則ち亡う」の例文
- 一日一善を心掛けないと、操れば則ち存し舎つれば則ち亡うように正しい行いをすることを忘れてしまう。
- 操れば則ち存し舎つれば則ち亡うものだから、行動を正すルールが必要になる。
- 放っておくと草が伸び放題で庭が荒れるように、操れば則ち存し舎つれば則ち亡うんだ。正しい心は積極的に守らないとね。
- 一生ものの鞄と言われるけれども、一生もつどころか5年もったことがない。操れば則ち存し舎つれば則ち亡うというように、ケアして使わないと一生使えない。
- 花は手をかけてあげれば、ぐんぐん育つ。操れば則ち存し舎つれば則ち亡うというように、子育ても一緒で、手をかけてあげればまっすぐ育つ。