【ことわざ】
読書百遍義自ずから見る
【読み方】
どくしょひゃっぺんぎおのずからあらわる
【意味】
どんなに読むのが難しい書物であっても、繰り返し読むうちに自然と意味が分かるようになるという事。 また、単純に多くの本を読めばよいというものではなく、より良い書物を熟読することに意味があるという事。
【語源・由来】
中国の歴史書『三国志・魏志王粛伝注董遇伝』より、「董遇という常に本を持っている勉強熱心な学者がいた。 郡から考廉に推挙され、次第に昇進し、献帝の御前講義を行う仕事をするようになった彼の元で、直々に学びたいと言う人が現れた。董遇は彼に対し、読書百篇その義自ずから見る、と言って断った。」という記述から。
【類義語】
・誦数以て之を貫く
・読書百遍意自ずから通ず(どくしょひゃっぺんいおのずからつうず)
【英語訳】
・Repeated reading makes the meaning clear.
「見る」を「みる」と読むのは誤りなので、注意が必要です。
また、「見る」を「現れる」と表すのは誤りなので、注意が必要です。
また、「見る」を「現れる」と表すのは誤りなので、注意が必要です。
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「読書百遍義自ずから見る」の使い方

随分と分厚い単行本を読んでいるね。それ、何の本?

江戸時代の歴史書よ。原文のままで書いてあるから、歴史と古典を同時に学べるわ。

なんとまあ、難しいお勉強をしてらっしゃる。僕には、とても出来ないな。

確かに今はとても難しいけれど、読書百遍義自ずから見るというし、根気よく読み続けるわ。
「読書百遍義自ずから見る」の例文
- 誰彼かまわず意見を聞くのは良いが、少しは自分で調べたらどうだ。読書百遍義自ずから見るというだろう。
- 読書百遍義自ずから見る、というので、意味は分からなくても、読みふける事が大事だ。
- 初めは半信半疑だったが、読書百遍義自ずから見るで、3年後にはフランス語を習得した。
- 読書百遍義自ずから見るなので、まずは図書館へ向かおう。