「大体に従う者は大人と為る」の意味(出典)
【ことわざ】
大体に従う者は大人と為る
【読み方】
だいたいにしたがうものはたいじんとなる
【意味】
良心に従って道を求めれば、徳のある大人物となる。
ここで言う「大体」ってのは、心のことやねんて。目や耳などの感覚に惑わされず、自分の心に従うことの大切さを教えてくれることわざやな。
【出典】
「孟子」
「大体に従う者は大人と為る」の解説
「大体に従う者は大人と為る」ということわざはね、自分の感じたことや欲望に惑わされず、良心や正しい判断に従って物事を考える人は、立派な大人になるっていう意味なんだよ。
例えばね、友達がみんな一緒に遊びに行きたいと言っているけど、その遊びが自分にとっては正しくないと感じる場合、他の人が行っていても自分は参加しないことを選ぶことがあるよね。それは自分の心の声や信じるものに従って行動することであり、大人らしい行動だと言えるんだ。
「大体」というのは、心や感じ方のことを指すんだよ。そして「小体」というのは、目や耳などの感覚を意味しているんだ。
このことわざは、自分の感じたことや信じるものに従って、正しい道を選ぶことの大切さを教えているんだ。つまり、感覚や欲望に振り回されず、良心や正しい考え方に従って物事を判断し、行動することが、立派な大人としての資質を持つことだと言えるんだよ。
「大体に従う者は大人と為る」の使い方
「大体に従う者は大人と為る」の例文
- 欲望に惑わされず、良心に従って生きれば大体に従う者は大人と為り、不倫をして世間から叩かれるようなことにはならない。
- 歩むべき道を知りそれに従う者は、大体に従う者は大人と為るというように偉大な人間になる。
- 大体に従う者は大人と為るというから、良心の呵責を抱くようなことは一切しない。
- 道徳規範を守り、人としてあるべき姿を求め続ければ、大体に従う者は大人と為る。
- 嘘つきは徳の高い人間になれない。大体に従う者は大人と為るといい、正しい道を行く者は高徳の人となる。
この「大体」という言葉は心のことを指しており、「小体(目や耳などの感覚を意味する)」と対比されているんだ。