「瓜を投じて瓊を得」の意味(出典)

瓜を投じて瓊を得
うりをとうじてたまをう
【意味】
少しばかりの贈り物で、多くの返礼をもらうこと。


それと同じように、小さな贈り物を送ることで、大きな贈り物を手に入れることもあるんやな。このことわざは、そんな交換の価値を教えてくれるんやな。
「詩経」
「瓜を投じて瓊を得」の解説
「瓜を投じて瓊を得」っていう言葉はね、ちょっとした贈り物を送って、そのお返しとしてもっと価値のある贈り物をもらうことを表しているんだよ。特に、男女間で愛情を示すために贈り物を交換することを意味しているんだ。
その由来は、古代中国の習慣から来ていてね、女性が男性に対して好意を示すために木瓜という果物を投げて贈り、その男性がその好意に答える時には、瓊という宝玉を贈っていたんだよ。「瓊」ってのは宝玉のことを指していて、とても価値があるものだから、その交換の行為は大切な愛情の表現だったんだね。
だから、「瓜を投じて瓊を得」っていうのは、愛情を示すための贈り物の交換、あるいは、ちょっとしたものを送ることで、もっと大きなものを受け取るという意味になるんだよ。あと、これは古い詩の一つ『詩経』の「衛風・木瓜」から出てきた言葉だよ。
「瓜を投じて瓊を得」の使い方




「瓜を投じて瓊を得」の例文
- 安い材料でたくさんチョコレートを作りバレンタインデーに配っておけば、ホワイトデーには瓜を投じて瓊を得となる。
- 空いている土地で育てた野菜をあげただけなのに、お礼としてデパートの羊羹をいただいてしまったが瓜を投じて瓊を得とは心苦しい。
- 敬老の日におばあちゃんの似顔絵を描いたら、瓜を投じて瓊を得で孫の日にゲーム機をもらった。
- お腹を空かせている人にコンビニのパンをあげたら、その人は大富豪だったようで瓜を投じて瓊を得る。
- 5円の賽銭で大成功をおさめたいと祈るのは、瓜を投じて瓊を得を願うようなものだ。























