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【海の物とも山の物ともつかぬ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

海の物とも山の物ともつかぬ

「海の物とも山の物ともつかぬ」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味【ことわざ】
海の物とも山の物ともつかぬ

「海の物とも川の物ともつかぬ」ともいう。

【読み方】
うみのものともやまのものともつかぬ

【意味】
将来どうなるか見当がつかず、何とも言えないこと。もとは、氏素性がわからないものにいった。

ことわざ博士
「海の物とも山の物ともつかぬ」という表現は、物事の本質がつかめない、どちらにも決めきれない、または、将来の予測が立てられない状況を指すんだよ。
助手ねこ
そうなんか。つまり、それは「物事の正体がつかめへん、これはどっちなんやろう、なんて予測もつかん」ってことやな。

何かの状況が、海の物なのか、山の物なのか、ハッキリせんで迷ってしまうことのたとえやな。これは、ものごとの本質を見極めるのが難しいことを教えてくれる言葉やな。

【語源・由来】
これまでの経験で海で取れたものでもなく、陸上でとれたものでもないような正体不明の物のことを転じて、正体や本質が分からないから予測もどう扱うか決めることもできないということから。

【類義語】
・海とも山ともつかぬ

【英語訳】
It is neither flesh nor fish. (獣肉でも魚肉でもない)

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「海の物とも山の物ともつかぬ」の解説

カンタン!解説
解説

「海の物とも山の物ともつかぬ」っていうことわざは、物事の本当の姿や本質がつかめなくて、どっちに転ぶか全く予測できない、っていう意味だよ。

例えばね、サッカーの試合を見ていて、どちらのチームが勝つか全然予想できないときや、テストの結果がどうなるか全く読めないときに、このことわざを使うんだ。どっちに転ぶかわからない、予測できないっていう状況を表しているんだよ。

「海の物」と「山の物」は、海のものか山のものかはっきりしない、つまり、どっちに転ぶかわからない状況を表しているんだ。だから、「海の物とも山の物ともつかぬ」っていうのは、何が起こるか全く予測できない状況や、物事の結果がどうなるか全くわからないときに使う言葉なんだよね。

「海の物とも山の物ともつかぬ」の使い方

健太
あれなにかな?
ともこ
キノコ?くらげ?ゴム?気持ち悪いね。
健太
取ってこようか。
ともこ
海の物とも山の物ともつかぬものにはさわらない方がいいわよ。
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「海の物とも山の物ともつかぬ」の例文

例文
  1. そんな海の物とも山の物ともつかぬ専門学校に行ってどうするのですか。
  2. 海の物とも山の物ともつかぬ会社に頼んで大丈夫でしょうか、他の会社を探した方がいいと思いますよ。
  3. 人材不足だからしかたがないが、海の物とも山の物ともつかぬ社員をOJTで使うには勇気が必要です。
  4. 海の物とも山の物ともつかぬ話に乗れるわけがないでしょう。

「海の物とも山の物ともつかぬ」の文学作品などの用例

先生は、その時に、小説に師匠はいらぬ、お前はお前のやりたいようにやって行け、という意味のことをもわれたと思う。何しろ十八や九の小娘が小説を書き出し中央公論に発表されたと云っても、わば芸術家としてそれはまだ海のものとも山のものともつかず、前途は茫漠ぼうばくとしている。(宮本百合子の坪内先生についてより)


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