「兎を見て犬を放つ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
兎を見て犬を放つ
【読み方】
うさぎをみていぬをはなつ
【意味】
手遅れだと思ってもあきらめてはいけない。状況を見てから、よく考えて対策を立てても間に合う。
転じて間に合わないことのたとえでも用いられる。
ほんまにな。つまり、「見込みが薄くてもあきらめずに、行動しよう」ってことやな。
物事は見てから対策を考えてもまだ間に合うこともあるんやな。あのな、猟犬がちゃんと働いてくれれば、兎を見つけた後でも十分に捕まえることができるんや。だから、「もう手遅れだ」なんて諦めずに、最後までがんばることが大事なんやな。
【語源・由来】
「新序」より。兎を見つけてから猟犬を放す意から。
【類義語】
・兎を見て鷹を放つ
・兎を見て犬を顧みる
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「兎を見て犬を放つ】」の解説
カンタン!解説
「兎を見て犬を放つ」は、まず物事の状況をよく見てから行動に移し、その結果、事がうまく運ぶことができるという意味を持つことわざだよ。
もともとは狩猟の際に、まずウサギを見つけてから猟犬を放すという行動から来ているんだ。ウサギを見つけてから猟犬を放てば、ウサギを捕まえることができるんだね。
しかし、このことわざはそのままの意味だけでなく、間に合わないと思われる事態でも、あきらめずに行動を起こすことでうまくいくこともあるという教訓も含んでいるんだよ。
つまり、「兎を見て犬を放つ」は、具体的な状況を見てから行動に移すことの重要性、そして、あきらめずに行動を起こすことの大切さを教えてくれることわざなんだ。
「兎を見て犬を放つ」の使い方
いまさら取り繕っても無理だよ。
兎を見て犬を放つというわよ。最後まであきらめてはいけないわ。
まだ間に合うかな。
あきらめない限り何とかなる。
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「兎を見て犬を放つ」の例文
- 兎を見て犬を放つように、失敗に気が付いた瞬間になおせば意外と間に合うものだ。
- 過失に気が付いたら、兎を見て犬を放つでも大丈夫だと考えすぐに訂正した方が良い。
- 兎を見て犬を放っても手遅れにはならない。ミスをミスのまま放っておくほうが最悪の一手だ。
- 焦って事を仕損じるより、兎を見て犬を放つほうが良いこともある。
- 事態をしっかり把握し見極めてから判断しても、兎を見て犬を放つように間に合うものだ。
また、これは物事の状況をしっかり見てから対策を講じてもまだ間に合うという意味も含んでいるよ。