「牛の一散」の意味(語源由来)
【ことわざ】
牛の一散
【読み方】
うしのいっさん
【意味】
いつもは決断できない人が、深い思慮もなくむやみに行動すること。
「牛の一散」は、通常は遅く歩く牛が突然スピードを上げて走り出すように、普段から物事を遅く進める人が、何も深く考えずに突然急ぎ進むことを指す比喩表現だよ。
「牛の一散」ってことわざは、ゆっくりとしか歩かない牛が突然早く走り出すみたいに、普段はゆっくりとしか物事を進めない人が、考えることもなく急に進んでしまうことを表してるんや。
だから、行動を起こす前にちゃんと考えてから進むことが大切やっていう教えなんやよ。
【語源・由来】
ふだんは動作ののろい牛が、何かをきっかけにして一目散に走りだす意から。
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「牛の一散」の解説
カンタン!解説
「牛の一散」っていうことわざは、普段はのんびりしてるけど、何かのきっかけで急に大急ぎで動き始める人を表すんだよ。
例えばね、普段は宿題をやるのが遅くて、いつもギリギリまで待ってから始める友達が、突然、テストの前日になると一晩中勉強し始める、そんな感じの状況を言うんだ。
「牛」はゆっくりと動く動物で、「一散」は一気に走ること。だから、「牛の一散」は普段はゆっくりと時間をかけるけど、急に一気に行動を始める人を描いているんだよね。でもね、この急な行動はあまり深く考えてないことから来てることが多いから、気をつけないと大失敗することもあるよ。
「牛の一散」の使い方
行列が行列を作るよね。
牛の一散のように、並んでいるのを見るとおいしいのかしらって気になって並んでしまうわよね。
手に入れてみると大したことないことが多いんだけどね。
まあ、並んでみることが楽しいからいいのよ。
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「牛の一散」の例文
- インフルエンサーがSNSで紹介すると牛の一散となる。
- テレビで健康に良いと言われて、牛の一散のように納豆を求めて客が殺到した。
- 流行っていると言われると、とりあえず食べてみるかと流行りに乗るのは牛の一散だ。
- 牛の一散という消費者行動には意外と大きな経済効果がある。
- 電車内の広告は無意識に視界に入り、牛の一散で、何となく見たことがあると手に取り購入させる効果がある。