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「財に臨みては苟くも得んとすること母れ」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
財に臨みては苟くも得んとすること母れ
【読み方】
ざいにのぞみてはいやしくもえんとすることなかれ
【意味】
金品がほしいからと不正に手を染めてはいけない。
「財に臨みては苟くも得んとすること母れ」という言葉は、財産や金銭を手に入れる際に、不正や不道徳な手段を使ってはいけないという教訓を伝える言葉だよ。
簡単に言うと、お金のために悪いことをしてはいけないってことやね。
何をするにも、正しい方法を選ぶことが大切なんやね。
【出典】
「礼記」
【類義語】
・財に臨んでは食を忘れ、生に臨んでは死を忘るれば以て罪に遠ざかるべし
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「財に臨みては苟くも得んとすること母れ」の解説
カンタン!解説
「財に臨みては苟くも得んとすること母れ」っていう言葉はね、お金や物を手に入れたいって思っても、ズルい方法や無理やりの方法でそれを手に入れちゃいけないっていう意味だよ。
考えてみてよ。たとえば、おいしいお菓子が目の前にあるとして、それが誰かのものだったとしても、無理やり取ったり、秘密で持ってきちゃったら、それは悪いことだよね。お金や大切な物に関しても、正しく手に入れる方法があるから、だましたり、無理やり取ったりするのはダメだよって、この言葉は伝えているんだ。
つまり、何かを欲しいと思う気持ちはわかるけど、その方法や手段も大切だってこと。間違った方法で手に入れると、後でトラブルになったり、心が重くなったりするから、気をつけないとね。
「財に臨みては苟くも得んとすること母れ」の使い方
あれがほしいな。これがほしいな。…お金が足りない。
あきらめるしかないわね。
あきらめたくない。闇バイトをするか…。
財に臨みては苟くも得んとすること母れよ。闇バイトに手を染めたが最後、ほしいものも夢も希望も家族も全部失うわよ。
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「財に臨みては苟くも得んとすること母れ」の例文
- 景気が悪くなると犯罪が増えるが、僕は財に臨みては苟くも得んとすること母れを胸に真面目に働く。
- 一瞬の迷いが一生の後悔になる。財に臨みては苟くも得んとすること母れだ。万引きは犯罪です。
- 組合のお金に出をつけようかと思ったが、財に臨みては苟くも得んとすること母れというからやめた。
- 悪銭身に付かずというし、財に臨みては苟くも得んとすること母れだ。
- 不正で得たお金でお母さんの入院費を払って喜ぶと思うか?財に臨みては苟くも得んとすること母れだから、悪い考えは捨てるんだ。