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「財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かず」の意味(出典)
【ことわざ】
財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かず
【読み方】
ざいをつむせんまんなるもはくぎみにあるにしかず
【意味】
財産はいずれ尽きるが、身についた技芸は無くなることがないので価値があるということ。
「薄伎」は、ちょっとした技能。
「財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かず」は、どんなに多くの財産を持っていても、自分が身につけた技能や知識の価値はそれ以上であるという意味だよ。
つまり、本当の宝は外にあるものじゃなくて、自分の中にあるってことやね。
どんなに貧しくても、自分の技能や経験は誰にも奪われへんし、それが一番の財産と言えるんやな。
【出典】
「顔子家訓」
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「財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かず」の解説
カンタン!解説
「財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かず」という言葉は、たくさんのお金を持っていることより、自分が身につけた特技や技術がもっと大切だっていう意味なんだよ。
例えばね、すごくたくさんのお金を持っていても、なんらかの事情でそれがなくなっちゃうかもしれない。でも、自分が学んできた技術や知識、趣味や特技は、どんなことがあっても自分のものとして残るんだ。
たとえば、ピアノがとっても上手に弾ける、または特定の技術を持っている人は、お金がなくなってもそのスキルは失われないよね。だから、このことわざは、「お金を持っていることよりも、自分のスキルや知識を大切に育てることが重要だよ」と教えてくれているんだ。お金はなくなるかもしれないけど、自分の能力や知識はずっと残るんだよ。
「財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かず」の使い方
IT企業の社長が投資で数百億円の損失を出したんだって。
財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かずというけど、お金ははかないわよね。
あれだけ大きな企業を一代で築くくらいだから、技術や才能が優れているんだろうね。
すぐに利益を出すから心配ないぐらいに思っているでしょうね。
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「財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かず」の例文
- 芸は身を助くというし、財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かずというから習い事は真剣にやる。
- 趣味で外国語を覚えておいてよかった。財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かずといわれるが、リストラされてもすぐに新しい職が見つかった。
- お金はその時々で価値が変わるが技芸は永遠だ。財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かずだ。
- 銀行が倒産すれば貯蓄は消える。でも身につけた技は消えないので、財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かずといえる。
- 財を積む千万なるも薄伎身に在るに如かずというので、いろんな資格試験に挑戦する。