【ことわざ】
昔千里も今一里
【読み方】
むかしせんりもいまいちり
【意味】
優れた人物も年を取れば能力が凡人にも劣るということ。
【語源・由来】
昔は一日で千里を行くことができた駿馬が、今は一里しか行けないという意から。
【類義語】
・麒麟も老いては駑馬に劣る(きりんもおいてはどばにおとる)
・昔の剣今の菜刀(むかしのつるぎいまのながたな)
【対義語】
・腐っても鯛(くさってもたい)
・昔取った杵柄(むかしとったきねづか)
【英語訳】
Life has many ups and downs.
If a person with the capability to have excelled also grows older, he will be below ordinary.
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「昔千里も今一里」の使い方
ぼくの野球チームの監督は、昔は剛速球を投げることができたらしいよ。
それはすごいことね。
スカウトされたこともあると話していたよ。だけと、今はもうそれほど速い球は投げられないみたいだけどね。
昔千里も今一里ということかしらね。
「昔千里も今一里」の例文
- 素晴らしい記憶力だと褒められていたけれど、昔千里も今一里で、今はもの忘ればかりするようになってしまった。
- 母はとても細くて美人だったようだが、昔千里も今一里というように、今では見る影もない。
- 才能に溢れる絵を描くと評価されていたが、昔千里も今一里で、子供の描いた絵と間違えられてしまった。
- 今は才能を評価されているけれど、昔千里も今一里というように、いつかは普通の人よりも劣ってしまうのかもしれない。
まとめ
昔千里も今一里というように、すぐれている人でも、年を取ってしまうことで普通の人より劣ってしまうことがあるのかもしれませんね。
しかし、年を取ることは避けられません。すぐれていることを、できるだけ維持できるように努めたいものですね。