【ことわざ】
無理が通れば道理引っ込む
【読み方】
むりがとおればどうりひっこむ
【意味】
無理なことが世に行われれば、道理にかなった事は行われなくなるということ。
道理を主張しても聞き入れられない場合は、引っ込んでいるほうが身の安全だということを意味しているとの説もあります。
無理とは、道理のないこと、理由のたたないことを意味しています。「無理を通す」、「無理を言う」が使い方の例です。また、「無理に連れ出す」などのように「強引に行う」という意味と、「あなたには無理だ」という「行いにくい」の意味も含まれています。
道理とは、物事のあるべきすじみち、人の行うべき正しい道のことです。
【類義語】
石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ)
【対義語】
道理に向かう刃なし(どうりにむかうやいばなし)
【英語訳】
When might is right, then justice there is none.
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「無理が通れば道理引っ込む」の使い方
僕たちのクラスが予約していたのに、上級生が体育館を使ってる。
健太君。話してきてよ。
えー。怖いよ。
無理が通れば道理引っ込む。話してもダメだったら先生に言っちゃお。
「無理が通れば道理引っ込む」の例文
- 会社方針としては例え利益が大きくともこの取引は行わない。無理が通れば道理引っ込むようなことはできない。
- その主張の趣旨は理解できるが、やり方としてはいかがなものでしょうか。無理が通れば道理引っ込みます。
- 無理が通れば道理引っ込むという。別な方法がないか再度検討してもらいたい。
- 強引に物事を進めすぎると、無理が通れば道理引っ込む、その結果はいつか必ず自分に戻ってくることになる。