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【昔取った杵柄】の意味と使い方や例文(語源由来・英語訳)

昔取った杵柄

【ことわざ】
昔取った杵柄

【読み方】
むかしとったきねづか

【意味】
かつてしっかりと鍛えて身につけた技量や腕前のこと。また、それが衰えないこと。

杵(きね)とは、臼(うす)と共に使って、穀物(こくもつ)の脱穀など籾(もみ)すりに用いる道具で、日本では弥生時代から使われていたそうです。現代では餅つきの道具としてなじみがあります。杵柄は杵を持つときの柄(え)の部分のことを指しています。

【語源・由来】
「上方(京都)いろはかる」で歌われています。日本各地に未だに「杵振り(きねふり)」に関わる祭りがあります。杵を巧みに操(あやつ)るには技量が必要で、秋の豊作(ほうさく)祭りなどでその自慢の技を披露(ひろう)したのかもしれません。

【英語訳】
Utilizing one’s experience of former days.

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「昔取った杵柄」の使い方

ともこ
すごく立派な皮の筆入れね。
健太
お父さんが昔取った杵柄で作ってくれたんだ。
ともこ
お父さんすごいね。良いわね、うらやましい。
健太
ともちゃんの分も頼んであげようか。
ともこ
うれしい。人形の道具入れ作ってもらおっかな。

「昔取った杵柄」の例文

  1. 久しぶりに挑戦したが、昔取った杵柄だな、まだまだ腕は衰えてないようだ。
  2. 古着の着物を使用した現代的な作品です。さすがに仕立てをしていただけあって昔取った杵柄、その技が生かされています。
  3. 昔取った杵柄とはいいながら、さすがに始めは勘所(かんどころ)が掴(つかめ)めない。ゆっくりやるか。
  4. 久しぶりに親方が調理場に入った。さすが昔取った杵柄、見とれるような包丁裁きだ。

まとめ

苦労して身につけた技術は、身体(からだ)が覚えているものです。若いときにしていたスポーツであれば誰でも、その種目に合った身体の使い方ができるはずです。でも気をつけないといけないことは、頭は同じでも身体は違います。若い人でも現役当時と同じように動けると思ってやると、筋肉やアキレス腱を断裂することがあります。ストレッチをじっくりして、ゆっくりした動きから始めましょう。昔取った杵柄ですから。

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