【ことわざ】
六日の菖蒲十日の菊
【読み方】
むいかのあやめとおかのきく
【意味】
時期に遅れて役に立たないということ。
【語源・由来】
五月五日の端午の節句に用いる菖蒲は、五月六日では間に合わない。また、九月九日の重陽(ちょうよう)の節句に用いる菊は、九月十日では間に合わないので、役に立たないということから。
「菖蒲(あやめ)」は、「しょうぶ」とも読む。
【類義語】
・六日の菖蒲(むいかのあやめ)
・十日の菊(とおかのきく)
・十日の菊六日の菖蒲(とおかのきくむいかのあやめ)
・六菖十菊(ろくしょうじっきく)
【対義語】
・喧嘩過ぎての棒乳切り(けんかすぎてのぼうちぎり)
・夏炉冬扇(かろとうせん)
・後の祭り(あとのまつり)
【英語訳】
The day after the fair.
A day after the fair.
It is late for an opportunity and is worthless.
「六日の菖蒲十日の菊」の使い方

健太くん、今までなにをしていたの?

なにって、試合をしに来たじゃないか。

もう試合は終わってしまったわよ。これじゃあ、六日の菖蒲十日の菊だわ。

まさか、集合時間を間違えていたなんて。
「六日の菖蒲十日の菊」の例文
- 今ごろやってきても、六日の菖蒲十日の菊だよ。
- 式典が終わってから、花束を渡されても、六日の菖蒲十日の菊だ。
- 誕生日はみんなでお祝いをしようと言ってたのに、3日も過ぎてから連絡をしてきても、もう六日の菖蒲十日の菊じゃないか。
- 招待状を渡していたのに、結婚式が終わってから帰国するなんて、六日の菖蒲十日の菊だ。
- 彼はいつも、六日の菖蒲十日の菊だから、もう頼まないことにした。
まとめ
六日の菖蒲十日の菊というように、時期に遅れてしまうことで役に立たなくなってしまっては、困りますね。
そのようにならないように、心がけたいものですね。