「濡れ衣を着せる」の意味(英語訳)
【ことわざ】
濡れ衣を着せる
【読み方】
ぬれぎぬをきせる
【意味】
「濡れ衣」とは濡れた衣服のことで、「無実の罪」の比喩表現。無実の罪を負わされること。また、根も葉もないうわさ、とくに浮き名を立てられること。
なるほどなぁ。つまり、「人に事実じゃない罪や悪い噂を押し付ける」ってことやな。無実の人が勝手に悪者にされるっていう、かなり厳しい状況を言うんやね。これは、誤解や偏見、悪意に基づく行為の危険性を示してる言葉やな。
無実の人が不当な扱いを受けへんように、物事の真実をちゃんと見極めることの大切さを教えてくれるわけや。
【英語訳】
to falsely accuse of a crime
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「濡れ衣を着せる」の解説
カンタン!解説
「濡れ衣を着せる」という表現は、無実の人に罪や非難を負わせること、または事実に基づかない噂や名誉毀損(きそん)を行うことを意味しているんだ。この言葉は、本来その人が犯していない罪や、根拠のない不名誉な話をその人に関連付けることによって、その人の評判や名誉を傷つける行為を指しているよ。
- 無実の罪を負わせる場合、これは法的な文脈や日常生活の中で、誤った証拠や偏見に基づいて、ある人物に罪を帰することを示しているね。このような行為は、その人の人生に深刻な影響を及ぼし、時には社会的な立場やキャリアを台無しにする可能性があるよ。
- 根拠のない浮き名を立てる場合、これは社会的な噂や誤解に基づいて、特定の人物に不当なレッテルを貼ることを指しているんだ。このような行為は、その人の人間関係や社会的信用に悪影響を与えることが多いね。
「濡れ衣を着せる」という行為は、その対象となる人にとって非常に不当であり、深刻な精神的ストレスや社会的損害を引き起こすことがあるんだ。この表現は、誤解や偏見に基づく非難の不公平さや、言葉の力が人の命運を左右することの重大さを教えてくれる言葉なんだよ。
「濡れ衣を着せる」の使い方
健太くん、私のケーキを食べたわね。絶対健太くんよね。
ともこちゃん、そんな、僕に濡れ衣を着せられても困るよ。
でも、食べものが無くなる事件の裏には、いつも健太くんがいるじゃない。だから絶対に健太くんが犯人よ。
確かにいつもはそうだけど、今回は本当に違うよ。濡れ衣だってばー。
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「濡れ衣を着せる」の例文
- 僕の友人が、万引きをした後、僕の方に向かって走って逃げてきたので、友人だからという理由で濡れ衣を着せられてはたまらないと思い、一緒に走って逃げることになってしまった。
- 私には、犯行時刻にデパートで買い物をしていたというアリバイがあり、防犯カメラに私の姿が残っているのだから、こんな風に濡れ衣を着せるなんてありえないわ。
- 昔は、迫害するために、濡れ衣を着せるなんてことが往々にしてあったというから、捜査してくれる警察という組織がしっかり存在している今の時代に生まれてよかった。
- 僕は、見知らぬ人を殺したという濡れ衣を着せられ、しかもその後、真犯人に証拠隠滅のために殺されそうになったんだから、踏んだり蹴ったりだ。
- 許されることではないと思うが、君が濡れ衣を着せられていた時、濡れ衣と分かっていたにも関わらず、僕は君を助けることができなくて申し訳ないと思っている。
- 濡れ衣を着せられて、故郷を追われることになったのだが、いつか僕の無実を晴らして、ここに戻ってくると心に強く誓った。
この表現には二つの意味があるんだ。一つ目は、相手に実際には犯していない罪を負わせること。二つ目は、事実無根の噂や名誉毀損を行うことを意味しているんだね。どちらの場合も、無実の人が不当な扱いを受ける状況を表しているわけだ。