【ことわざ】
蛇が蚊を呑んだよう
【読み方】
へびがかをのんだよう
【意味】
少しも感じないで、けろりとしている事。また、物足りない様子だという事。あまりに少量で,腹の足しにならない事。
【語源・由来】
蛇が蚊を飲み込んでも、まったく腹にこたえない事から。
【英語訳】
・The elephantdoes not feel a flea-bite.
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「蛇が蚊を呑んだよう」の使い方
お昼ご飯、おにぎり一個じゃ辛くない?この前まで大盛り弁当を食べていたのに。
近頃太り気味だから、ダイエットしようと思ってね。炭水化物を減らしてるんだ。
でも君にとってはその程度の食事を摂ったところで、蛇が蚊を呑んだようで満足できないんじゃないの?
なかなか辛いものがあるけれど、理想のボディを手に入れる為しばしの辛抱だと思って頑張るよ。
「蛇が蚊を呑んだよう」の例文
- 大食いの彼にとって、この程度の量を口にしたところで蛇が蚊を呑んだようだ。
- 当事者は彼女自身なのに、どうしてか蛇が蚊を呑んだような顔をしている。
- いくら自分が関係ないからといって、校内のこの大事件を耳にして蛇が蚊を呑んだような顔をしていられない。
- 蛇が蚊を呑んだような勢いで、ハイカロリーのケーキを平らげている。
蛇は獲物を食す際、顎を外して飲み込むとされていますが、実際には方形骨を介した顎の関節が2つあり、開口角度を大きく取ることができます。蛇の主食はシロアリ、ミミズ、カタツムリ、カエル、ネズミ、魚類、鳥類など種類によって異なります。また蛇は変温動物で体温を保つ必要がないため、長い間食事を摂らなくても生きていけることから、「生命力」の象徴とされることもあるようです。また反対に、四肢を持たない長い体や毒をもつこと、脱皮をすることから「死と再生」の象徴とされる事もあり、一部では信仰の対象となっています。