【ことわざ】
蛇に見込まれた蛙
「見込まれた」=じっと見つめられた。
【読み方】
へびにみこまれたかえる
【意味】
恐ろしいものや、苦手なものを前にしてしまって、恐ろしくて身動きが取れなくなってしまうというたとえ。
【語源・由来】
「見込む(みこむ)」とは、執念深くとりつくという意味。蛇を前にしてしまっては、蛙は恐ろしさのあまりに身動きが取れなくなってしまうことから。
【類義語】
・蛇に睨まれた蛙
・猫の前の鼠
・鷹の前の雀
【英語訳】
It cannot be shrunk and moved.
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「蛇に見込まれた蛙」の使い方
ともこちゃんは、最近人気の映画を見たかい?
昨日見たわ。最初から最後まで、ハラハラドキドキしてしまったわ。特に主人公が犯人に見つかったところなんて、心臓が止まってしまうかと思ったわ。
あの時の主人公は、蛇に見込まれた蛙のようになってしまったんだよね。
そうね。そのまま、犯人に消されてしまうのかと思ったけれど、無事に逃げられてホッとしたわ。
「蛇に見込まれた蛙」の例文
- 学校をサボったことを母に見つかって、ぼくは蛇に見込まれた蛙のようになってしまった。
- ヤンキーにからまれて、蛇に見込まれた蛙のように、あまりのおそろしさに、身がすくんで動けなくなった。
- 野球の試合でエラーをすると、蛇に見込まれた蛙のようになってしまって、監督を見ることができなくなる。
- 蛇に見込まれた蛙というように、いたずらを見つかった弟は母の前で動きを止めた。
- 塾の先生はとても厳しくて怖い。元気のいい健太くんも、先生の前では蛇に見込まれた蛙のようにおとなしくなる。
- 宿題をやらずに遊びに出かけようとした兄は、玄関先で母が待ち伏せをしていて、蛇に見込まれた蛙のようになった。