【犬猿の仲】の意味と使い方や例文（語源由来・類義語）

「犬猿の仲」って、なんで犬と猿なの？って思うよね。実は、いくつかの理由があるんだ。

まず1つ目は、ねずみ、うし、とら、うさぎ…といった干支の話なんだ。この干支、神様が決めた順番なんだけど、その中には犬と猿もいるんだ。犬と猿は神様のところに向かって一緒に旅をしていたんだけど、途中で猿がイタズラをして犬を置き去りにしたんだ。それから、犬は猿を見るたびに怒ってしまうようになったんだよ。

2つ目の理由は、昔の人々が狩りをするときの話。人々は猟犬を連れて狩りに行って、そこで野生の猿と出くわすことがあったんだ。猿は自分の領域を守るために猟犬に対して激しく威嚇をしたんだ。その様子を見た人々は、「犬と猿は本当に仲が悪いんだな」と思ったんだよ。

3つ目の理由は、犬と猿の性質の違い。犬は人間と一緒に暮らしてきて、自分の領域を守ろうとする性質があるけど、猿は自分たちの群れを守ろうとする性質が強いんだ。だから、犬と猿の性質は本質的に対立するものだと思われているんだよ。

最後に、有名な物語「西遊記」からも「犬猿の仲」のイメージが生まれたんだって。物語の中では、猿がモデルのキャラクター、孫悟空が天界で大暴れをしたんだ。それを食い止めようと、天界の神様の愛犬が孫悟空に立ち向かい、最後には孫悟空を制したんだ。そのシーンからも「犬と猿は敵同士」というイメージが広まったんだよ。

これらの理由から、「犬猿の仲」っていう言葉が生まれ、人々の間で広まったんだね。