【敬して遠ざける】の意味と使い方の例文(類義語・対義語・英語訳)

【ことわざ】
敬して遠ざける

【読み方】
けいしてとうざける

【意味】
1 尊敬の気持ちから、なれなれしくしない。
2 尊敬するように見せかけて、内心は疎 (うと) んじる。敬遠する。

【語源・由来】
出典は「論語」です。「樊遅(はんち)、知を問う。子曰く、民の義を務め、鬼神を敬して遠ざく、知と謂うべし」=弟子(でし)が「知」とは何かについて尋ねると、先生が「人民に対して人間としての義務を果たす大切さを教え、鬼神(祖先・神霊)を尊敬しながら、遠ざけておくようにするのが知と言えるだろう。」と答えた。口語的にいえば、「人々に人間としての義務を果たすこと、祭祀(さいし=神々や祖先などをまつること)はほどほどにしておくことの大切さを教えるのが「知」の一例です。」という意味であり、ここからこのことわざが生まれました。

【類義語】

【対義語】

【英語訳】
You should worship gods but should not rely on gods excessively. という一例があります。

「敬して遠ざける」の使い方

ともこ
何しているの?
健太
明日のテストで良い点が取れますように、神様にお願いしているんだ。
ともこ
敬して遠ざけるといってね。お願いするより、勉強した方がいいよ。
健太
敬して近づけてもダメか。

「敬して遠ざける」の例文

  1. 占いで先祖の威光で必ず成功すると出ましたが、敬して遠ざけるのがいいでしょう。
  2. 取引先との交際費に予算を使うのも大切ですが、商談ではなくて、あくまでもお付き合いですから敬して遠ざける方がいいと思いますよ。
  3. あの部長とのお付き合いは敬して遠ざけることが大切です。
  4. 敬して遠ざけるのには冷静に物事を見る力が必要だと思います。

まとめ

本来の意味で言えば、神様にお願いして御利益(ごりやく)を期待するのはほどほどにして、しっかりと人として努力することが「知」ですよ。と先生は教えています。人間はある意味弱い生き物ですから、どうしても見えない力に頼るところがあります。時にはそれが良い効果を生むことがありますし、過ぎれば悪巡回に陥(おちい)ることになります。仏教でいう中庸(中庸)がいいのでしょう。

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