「竹馬の友」の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)

【故事成語】
竹馬の友
【読み方】
ちくばのとも
【意味】
幼いころから一緒に遊んで育った友人。幼なじみのこと。大人になってから初めて知り合った友人には、通常使いません。


【語源・由来】
中国・東晋の桓温(かんおん)が、殷浩(いんこう)と並び称されることを快く思わず、「幼いころ、殷浩は私が捨てた竹馬を拾って使っていた。だから彼は私より下のはずだ」と語ったと『晋書』「殷浩伝」に記されています。
もとの故事は親友同士の美談ではなく、桓温が殷浩への対抗意識を示した話です。後に、幼いころ竹馬で遊んだ仲間という部分から、幼なじみを指す言葉として使われるようになりました。なお、下に示す『晋書』の引用部分に「竹馬の友」という言い方がそのまま登場するわけではなく、「共騎竹馬」という記述に由来する表現です。
【出典】
『晋書』「殷浩伝」
【原文】
「少時吾與浩共騎竹馬,我棄去,浩輒取之,故當出我下也。」
【現代語訳】
「幼いころ、私は殷浩と一緒に竹馬に乗って遊んだ。私が捨てたものを殷浩はそのたびに拾って使った。だから殷浩は私より下であるはずだ。」(桓温が人々に語った言葉)
【類義語】
・騎竹の交わり
・鳩車竹馬の友
・竹馬の好
【英語訳】
・a childhood friend(幼なじみ)
・a friend from childhood(子どものころからの友人)
「竹馬の友」の解説
「竹馬の友」は、子どものころから一緒に遊んで育った友達、つまり幼なじみを指すよ。「竹馬」は、ここでは馬に見立ててまたがって遊んだ竹の棒のこと。現在の日本でよく見る、高い足場に乗って歩く竹馬とは違うものなんだ。
もとの故事では、桓温が殷浩と同じように評価されることに対抗意識を抱き、自分のほうが上だと主張したんだ。だから、この故事そのものを「友情の美しさを伝える話」と説明するのは正しくないよ。
現在では、「昔からの親しい友達」という意味で自然に使うことが多いよ。ただし、言葉の中心は幼いころからのつながり。大人になってから知り合った長年の友人には普通は使わないし、幼なじみ同士でも後に仲が悪くなる場合はあるんだ。
「竹馬の友」の使い方




「竹馬の友」の例文
- 彼とは幼稚園で知り合った竹馬の友で、今でも年に一度は会っている。
- ぼくとともこちゃんは、保育園に入る前からいっしょに遊んでいた。竹馬の友だね。
- 彼女と君は竹馬の友だと思っていたが、一体どうしてそんなに仲が悪くなったんだい。
- 会社の同僚として、そして竹馬の友として、僕は君にしっかりと忠告しておくよ。
- 小学校を卒業して以来会っていなかった竹馬の友と、同窓会で再会した。
- 君の父とは竹馬の友だから、お願いされたらなかなか断れないよ。
【注意!】間違った例文
❌「ぼくは小さい時、近所の大学生のお兄さんによく遊んでもらっていた。お兄さんが竹馬の友だ。」




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